「お金に負けている人」

最近ちょっと気になっていることを書きます。
気を悪くされる方がおられたらごめんなさい。

さて、世の中、
「ちょっと立ち位置が良かった」とか「ちょっとタイミングが良かった」というだけの理由で大金を稼ぐことができることがあります。

例えば、
年収1000万円の人と年収600万円の人は、
多くの場合、その人の能力の差ではなく、その人の勤務先の差であるものですが、

一年で5000万円稼ぎました、3億円稼ぎました、というのも、
たまたま自分の興味や活動などが時宜を得た、
あるいは自分の親しい人たちの活動などが時宜を得たそれに乗っかることが出来た、
というだけであることも多く、

本質的な能力の差がそこにあるわけではありません。

こういうことを書くと、
一生懸命勉強して難関大学に進学しました、とか、
人一倍努力して有名企業に入りました、とか、
血のにじむような苦労の末に起業しました、とか、
そういう人は、「ふざけるな!」と思われるだろうということは分かるのですが、

世の中、難関大学を出て有名企業に入った人が「仕事ができる人」であるとは限りませんし、
そもそも「仕事ができる人」が評価されたり高収入になるとも限らないわけで、
さらにいえば、苦労をしても日の目を見ない人は世の中ごまんとおられます。

さて、どうやったらお金を稼げるのか?ということ、その差は何か?ということは、
既に言い古され、書き古されてきたことでもあるのでここではとりあえず割愛して、

今日書くのは、
そういう「本質的な能力があるわけではない」のに大きなお金を得てしまった人たちについてのお話を書きます。

というのも、
このところnoteなどで、
「年収〇千万円達成!」とか「資産〇〇億!」とか、「IPO経験!」(肩書は「エンジェル投資家」)とか書いている方ってけっこうおられ、

見ていると、
そういう「大きなお金を稼ぎました!」ということを自分のタイトルとして、
自分の存在感を発揮しよう、尊敬を集めて人気者になろう、客を集めよう…としているのに、
いっこうにフォロワーがいない、フォロワーを獲得するために必死(全件フォロー返し)

…みたいな方の様子を見つつちょっと気になったからです。

こうしたことは、
基本的に自己評価と他人からの評価にギャップがあることが原因で起こるものですが、

彼らの特徴は、
だいたい20代後半から30代半ば、人により40代前半くらいまでの年齢で、
「大きなお金をうっかり手にした人」
=「ちょっと立ち位置が良かった」とか「ちょっとタイミングが良かった」というだけの理由で大きなお金を稼いだ人、
…であるように思うのですがどうでしょう。

ここで「大きなお金」というのは、
その稼いだ本人にとっての「大きなお金」のことで、
なので、人によっては3000万円が大きなお金かもしれませんし、3億円でも大きなお金ではないかもしれませんが、

本人が手にしたことがなかったくらい大きなお金、
本人が浮足立ってしまうくらいの大きなお金、
どうにも抑えられなくて、まわりに自慢したくなるほどの大きなお金、

である、というのがポイント。

実力相応の収入なり資産であれば、当然に、「まだまだこんなものじゃない」と思うもので、
腹からそう思っていれば、とても自分の現在の収入や資産、あるいは肩書なんて書けませんね。

本当にそういうお金を稼ぎ資産を本質的な意味で活用できていれば、
そのお金を人に吹聴するなんてこと、思いつかないものですし。

あるいは、肩書にしても、本当にその肩書で活躍できるなら、
自慢するより先に評判のほうが聞こえてくるはず。

それでも敢えてそれを書く、ということは、
その人にとっては、その収入なり資産なり肩書なりというのが、
自分の能力を遥かに超えていて、だからこそ、それを看板に掲げて集客しよう、などと考えるわけです。

つまりその、
「年収〇千万円達成!」とか「資産〇〇億!」とか、「IPO経験!」(肩書は「エンジェル投資家」)とか書いている方というのは、

本人の力量・器というのが、
その「年収〇千万円マイナスα」、「資産〇〇億マイナスα」、あるいは「IPO経験マイナスα(自分の力量だけではIPOできない)である、ということを物語っており、
それゆえに、

自己評価>>>>>他人評価

という現実にぶちあたってしまうということ。
いわゆる「お金に負けている人」とはこういう人のことを言います。

この仕組み、お分かりになりますでしょうか。
けっこう本質的で、大事なお話です。

さて、冒頭において、お金を稼ぐのに、
「本質的な能力の差がそこにあるわけではありません。」
…と書きましたけれど、

「ちょっと立ち位置が良かった」とか「ちょっとタイミングが良かった」というだけの理由で大金を稼いだ人、
そしてそれがその先に続かない人というのは、
そのお金を稼いだことについて「本質的な能力の差がそこにあった」と考える人、自分は優秀だと考える人です。

本質的な意味でお金を稼いだ人、長く繁栄を享受できる人というのは、
お金を稼ぐのに「本質的な能力の差がそこにあるわけではない」ということをよく知っています。

では何に差があるのか?といえば、
「財の仕組み」を知っているかどうかです。

財の仕組みを知っていれば、小さなお金を少しずつ増やしながら大きなお金を稼ぎ維持することができます。
財の仕組みを知らなくてもお金を稼ぐことはできますが、それを維持するのは難しいでしょう。

なお、財の仕組みのほうは先日noteに書いたとおり、
財の仕組みを知らなくてもお金を稼ぐことができるのは、後天運に助けられた場合ですが、例えば位相法だけで稼いだりすると中身がないので人がついてこなかったりしますね。

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