代数論の話

算命学に、代数論というのがあります。
家系や会社、あるいは一国の統治において、そのそれぞれの代に役割と運気があるというものです。

役割を簡単にいえば、
一代目はビジョンをもって新たに切り開き、
二代目はそれを維持し、
三代目が安定・定着させて一代目のビジョンを発展させ、
四代目がそれを維持し、
五代目は一代目の打ち立てたビジョンを完成させます。

五代ごとに一区切りとされ、全三百代まであり、また一代目に戻ります。
しかし国においてすら三百代というのは例がなく、そのすべての検証は難しいので、ひとまず五代分覚えておけばモノゴトの流れや傾向はつかめる気がします。

ちなみに、今上天皇は125代目の天皇です。
(日本🇯🇵は世界最長の歴史を持つ国でもあるので、三百代というのは今現在、存在していないということになります。)

安倍総理は第98代の総理大臣ですが、連続して担う場合は一代とカウントする(第96代以降、安倍首相が総理大臣なのですが、これは1カウント)ので、実際には少し違ってきます。

この代数と時代の流れと国や会社の運気(動乱期から始まり権力期までで一巡する)とがマッチすればとても機能的、発展的な機運に恵まれますが、アンマッチだと混乱や停滞につながります。

「つなぎを立てる」
ということをする本質的な意味は、
こうしたアンマッチを修正することにあります。安倍首相には算命学に造詣の深いブレーンがついていると言われますが、一度総理の座を降りたのは、そうした意図があったのかな?と思ったりします。

 

天皇について、今上天皇が125代目だとすれば、来年即位が予定されている皇太子の代は、何か新たな兆しが生まれそうな予感があります。
一方で、天皇の本質的な地位が、統治者としてのそれから、象徴としての地位に変わったことを考えれば、昭和天皇が一代目で今上天皇が二代目、次の天皇陛下は三代目という解釈も成り立ちます。
そう考えれば、次の天皇陛下は、昭和天皇が願った日本の姿に向けて、何か新たな世界観を体現されるかもしれません。

次の天皇陛下が126代目にせよ、3代目にせよ、新たな機運を呼ぶきっかけになるのではないかな、と感じています。

ちなみに、十代くらいならけっこうありそうなので補足すると、
一代目から五代目までが陽の時代、
六代目から十代目までが陰の時代、
以後、陰陽が順番に流れていきます。
陽の時代はモノゴトの発露が明確で、その出来事の良し悪しや陰陽が客観的に見えやすくわかりやすく、
陰の時代はモノゴトの発露が見えにくく、内側の人にしか理解しにくくて、一般の人には気配のようにしか感じれない傾向にあると言われます。

この代数論は会社にもあてはめることができるので、自分の会社にも当てはめて考えてみると参考になるかもしれません。

私の会社は合併を経ているので、カウントがラクなうえに、まだ「陽の時代」なので、私のような下っ端の人間にも分かりそうだな、と思いながら眺めています。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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