龍高星と三大奇星を平和期に生かす方法

三大奇星の一つに、龍高星という星があります。

陽の習得本能の星、
理性知性に支えられ、貪欲なまでの激しい知識欲があります。
常に新しいものを求めてやまない冒険の星であり、辛く悲しいときも黙して語らない忍耐と努力ができるという意味では、十大主星のなかで最高とされます。

惰性を厭うロマンに支えられた戦いの中で、より新しいものへと改革していく改革の星であり、
そのプロセスにおいて多くを語らず実行・行動により物事を習得し、新たなものを創り出していく星です。
形式や評価にとらわれず、生まれた土地にも縛られず、国境を超えた自由な世界を持ちます。
その考え方は、平面的でないばかりでなく、立体を超えあらゆる角度から眺める球面思考を持ち、鋭い観察眼を持って物事の本質を看破するといわれます。

ただし、目的が定まらないときは実に不安定で、主義主張のない無為無策の思考となり、さらに人を疑い始めるとどの星よりも疑い深く、その状態は陰気です。

こうしたある意味破天荒な星は、動乱期に活き、平和期には持て余すといわれますが、
例えばこの星が権威を重んじる牽牛星とともにあると、冒険心や改革に向かう気質は鳴りを潜め、芸術・創造、古典的な世界へ向かいます。
牽牛星は目的を明確に持ち、それにむかって弛まぬ努力をすることで運が開ける星ですが、
それが龍高星とともにあることによって忍耐強く取り組むことが可能となり、
龍高星の動乱的な要素は牽牛星とともにあることによって安定的になるという意味では、
平和な時代に過ごすなら、良い組み合わせである気がします。
さらにそこに天将星のような力強く、また一芸を極めるべき従星が加われば、
既存の世界を伝統に裏打ちされる形でより良いものへと創るということが可能になるのかもしれません。

また、石門星のような協調の星と龍高星がともにあれば、龍高星のオリジナリティあふれる世界観について広く仲間を集めて大きな改革をなす、ということもできます。
その場合は、天将星のような従星であれば自分が牽引していく形で世界を変えていくでしょうし、身中の星であれば、「みんなで変えていく」ようなアプローチ、身弱の星であれば、精神世界や芸術、あるいは宗教の分野で何かを変えていくことになるかもしれません。

動乱期に活きる奇星といわれる星も、相生・陰陽の関係を生かすとスムーズに平和期においても活きそうです。

なお、三大奇星の相生・陰陽の組み合わせ
☆龍高星なら牽牛星が水生金の陰陽、石門星が水生木の陰陽
☆車騎星なら玉堂星が金生水の陰陽、司禄星が土生金の陰陽
☆調舒星なら禄存星が火生土の陰陽、石門星が木生火の陰陽

なお、こうした星の組み合わせは、陽占の人体星図を見るのですが、
これに加えて蔵干の星図に出てこない十大主星や大運の初旬にまわる十大主星も自分の星といえるので、これも織り込むことができます。
蔵干から出る十大主星の一つ目は東と中央、西に出ますが、二つ目、三つ目(ない人もいますが)は星図には現れませんが生きています。
(出し方のわからない方はお問い合わせくださいませ。)

それでも相生の関係が星として成立しない場合は、相生になる星が大運、年運で回る時期に、その性質に関連する行動や在り方を習慣として取り込むことでも対応できます。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

1 個のコメント

  • 過去記事へのコメント失礼致します。
    先生の記事はどれも悪い面の後に必ず良い面が書かれているので、心が軽くなる想いです。
    拝読する中で、調舒星というのは「孤独で、小難しく、変わっている星だなぁ」と何となく思っていたのですが、三大奇星に入るのですね。笑
    私は主星鳳閣、東西北に龍高星、南が牽牛星で、3大奇星三つ持ちなのですが、この奇星についてここまで暖かく書かれている記事は無く、有り難く読ませて頂いております。
    そういえば昔から海外へ行けば、古本屋をめぐり、ノミの市に通い、アンティークな物を漁っています。
    最近iPad proを購入し、絵を描いてるのですが(ただの落書きレベル)、久しぶりに心地良さを感じて、自分でもびっくりした次第です。
    そして全て身中の星なので、みんなを引っ張っていくのは大嫌いです。
    独立して10年以上経ちますが、社長になるのが嫌で、株式化せず、ずっと自営業のまま。新しく出会う人にはパートと偽っております。笑
    これも身中ならではなのかもしれません。

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