害と適応障害

宿命に害の組み合わせがあると適応障害になりやすいといわれます。
転校や転職、転居、結婚などによって環境が変わったことをきっかけに、
うつや登校拒否、出社拒否などになることがあります。

宿命にない場合も、
後天運で害となる時期はやはり同様なので、注意が必要です。

害の組み合わせは以下のとおり。

子と未
午と丑
寅と巳
亥と申
酉と戌
卯と辰

子未の害と午丑の害は人間関係や精神的なストレス、
卯辰の害と酉戌の害は夢と現実のギャップによるストレスによって、
精神と肉体のバランスが崩れがち。
寅巳の害と亥申の害は頑張りすぎてしまうことでの過労が心配されます。

とりわけ、酉戌の害は天軸害といい、現実と精神の接点が害されるため、高望みがストレスになります。
三焦の害ともいうのですが、三焦とは内分泌系、リンパ系、体液などを司り、有機的な生命現象のバランスが崩れやすく不安定になるといわれます。

害は一つくらい回っても大きなことにはなりませんが、
2つ以上重なるとけっこう明確な現象として現れます。
よって律音や、そうでなくても同じ地支(十二支)が宿命にある場合、後天運で害がめぐるときは要注意ですし、
大運で害がめぐる時も、注意が必要です。

なお、前にも書きましたが、
害の不調和を正すには支合の調和をもってするのが最も効果的といわれます。
酉は辰と、
戌は卯と支合なので、
日支に辰、卯のある人の助けを仰ぐとか、
その方位や時間を意識して見るとかすると調和を取り戻す手助けになります。

とはいえ、
敢えて調和を取り戻さなくても、
不調和の中から得られるものがあるのが害の良さでもあります。
その良さに気づくには螺旋を登る(=精神的に成長する)必要があるわけですが、そのきっかけにもなり得ます。

まもなく四月、
様々に新しいことが始まる時期ですが、
一方で不安もある季節。
害がなくても、身弱だったりエネルギー値が低い場合、
活発に積極的に大勢の人たちと交流するのは負担が大きかったりするものですが、
そうしたとき、
あえて無理をすることなく、
自分らしく、自分のペースでいるのがよいですし、
そうあって然るべきです。

何事も、どんなことも、
無意味には起こりません。
何事にも意味があるものなので、
たとえ適応障害などになったとしても、
それを無理に改善することなく、
自然体に過ごされるのが良いだろうと思います。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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