良い「凡庸」と悪い「凡庸」と律音

昨日、「凡庸」が悪いことではないか?
…と書いたことについて、
少し言葉が足りなかったので、ちょっとそれについて説明しておきます。

…というか、
今朝起きてFacebookをみたら、ちょうど安岡正篤先生の言葉が流れてきて、
その言葉を読みながら、

もしかしたら、昨日書いたことについて、
「目立たないことがダメなんじゃないか」とか、
「“当たり前”ではいけないんじゃないか」とか、
そんなふうに誤解をした方がいるかもしれないな、と思ったので、
その言葉をここで紹介しておきます。

・・・・・
賢は賢なりに、愚は愚なりに、
一つのことを何十年も継続していけば必ずものになるものだ。

君、別に偉い人になる必要はないではないか。

社会のどこに在っても、その立場立場において「なくてはならぬ人」になる。
その仕事を通して、世のため人のために貢献する。

そういう生き方を考えなければならない。
・・・・・

算命学では、
人間、30くらいになれば、
優秀であろうと、暗愚であろうと、真面目に生きていれば何かしらして生きていく術を手にするものだ、
…といわれますが、
これはそのことを言っているのだろうと思います。

言い方を変えれば、

算命学においては、
誰しも大運の四旬目には中央半会がめぐる、これがだいたい30代でめぐるのですが、
中央半会というのは自分に自信が持てるタイミングで、
「何かやってみよう」という気になる、
そうやって、何か自分に出来ることに向かっていく先に、

「自分はやっていける」…という感覚を得る、
誰かや何かに頼りながらではなく生きていくことができるようになるわけで、

そういう「確かに生きている」という感覚を得て生きていれば、
それはどういう生き方をしていても、
たとえ「凡庸」といわれる生き方であったとしても、
「確かな存在感」を得ているわけで、「悪い」ことではないのだろうと思います。

なお、この「悪い」についても補足すると、
「悪い」には実際には二種類あるのですが、

「自分にとって悪い」というのは、
自分が存在感を発揮できないので、「自分にとって悪い」

そしてもう一つは、
「社会の多様性を実現する、社会の多様な役割をみんなで協力して担っていく」という「役割」、
人類が協働して取り組んでいるこの「世界」という共同体における「役割」を果たしていない、
…という意味で「悪い」のです。

同じ場所、同じ世界において、
いわゆる律音同士で仲良くなることの難しさというのは、
「役目をくっきりと果たさない」ということに難しさがあるのですが、

これは例えば、12色の色鉛筆があって、
同じ色の鉛筆が2つあれば、その鉛筆は存在感というか、

個性を際立たせることができない、
自分の役目を自分の才覚でもって発揮することが出来ない、
…ということで、
安岡先生の言葉でいえば「なくてはならぬ人」にはならない(替えがきく人になる)ので、
「悪い」ということです。

「なくてはならぬ人」などというのは気が重い、と思う方もいると思います。
そういう方は、
まだ自分の個性、自分の才覚、自分の才能、自分の本質を、
この世界に大きく発揮して存在を際立たせるための準備が出来ていないというだけなので、
それならそれでも良いだろうと思います。

実際、いつも誰かととつるんでいるなという人は、
一つどころか二つも三つも律音がある人も多くいて、
たぶん、そういう人たちは、「自分が本領を発揮する方法」を模索しているわけで、

彼らがつるまなくなったときに、
彼らのうちの誰か、運が良ければその何人かが「なくてはならぬ人」になるのだろうと思います。

とはいえ、1つならともかく、2つも3つもある人と仲が良いとか、
いろんな人と仲良くしているようでいて、つるんでいる人には常に律音があるとかいうのは、
なかなか「悪い凡庸」から抜け出すのは難しい感じもあり、

先日書いた、
「起こるべきことは起こる」
「起こるべきことに逆らえば滅びる」
…という意味では、そういうところからはちょっと距離を置いておいたほうが良さそうな感じがしています。

律音で仲良くする世界に巻き込まれると、
=似た者同士でつるんでいる人たちの世界に近づくと

個性の発揮、自分の才能・才覚の発揮に、罪悪感を覚えるようになったりしますよね。

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