達人を前にすると相手が勝手に転ぶ

【雑記】
敵失で、相手が勝手に転ぶということがあります。

「敵失」などと書くと、いかにも対等な力量同士の立ち合いのような印象を与えるのですが、
「敵失」で「敵が勝手に転ぶ」ような人というのは多くの場合、

生きる密度というか、人生の精度のようなものが、
その「敵」と比べてはるかに上をいっている、

いってみれば、はるかに高い次元を生きているものだな、と思います。

刀も持たない宮本武蔵に立ち向かうザコが勝手に転んで自滅するとか、
徳の高いお坊さんに盗みを働こうとしたコソ泥が勝手にびびって逃げ出すところで屋根から落ちるとか、
そういうお話がありますけれど、

それに近い感じで、小狡いことをする人というのは、
そういう密度高く精度高く、次元高く生きているような人の前では、
何一つできずに引き下がるしかない、ということになるものなのだろうと思います。

次元の高さというのは、生きる密度や精度の高さに比例するわけですが、
生きる密度や精度というのが何かということを算命学的に言えば、
自分に与えられた宿命にどれだけ沿って生きているか?ということです。

中殺を消化しているか、
位相法を消化しているか、
そもそも天中殺に沿った生き方をしているか、
などなど、いろいろありますけれど、

そういう自分の宿命に沿っている人は、ある意味、
特に頑張らなくても素直に生きているだけであらゆることがうまくいく、
好きな人には好かれ、嫌いな人には嫌われ、特に問題なく過ごしていく、
ということが自然と実現しているように思います。

そしてその先において、密度高く精度高く次元高く、無敵の生き方を邁進しているような。

一方で、
自分の宿命とは別のモノサシで、
つまりは世の中のモノサシで「いい」といわれているものを追い、
結果として宿命とは別の道を生きているような人は、
どうにもこうにも空回り、

その先において、やることなすことうまくいかない、というような中でもがいているような。

さて、以前、その人が宿命を逸れているかどうかは命式を見るまでもなく、会っただけでもおおよそのことは分かるということを書いたことがありますが、

これを敷衍すれば、
相手と対峙すれば、ある程度勝てる相手かどうかが分かるということでもあります。

宿命の消化度において、
自分の方の消化度が高ければ、何をしたとしても消化度において劣る相手に負けることはまずありませんし、
一方で、相手の方が消化度が高ければ、何をしたとしても消化度において劣る自分はその相手に太刀打ちできません。

達人とは、
自分の消化度を正しく認識し、
相手の消化度を正しく認識できて、
さらにその消化度が力量と比例するということを確信できている人のことをいうのだろうと思います。

そういう域に達していれば、
たいていにおいて「相手が転ぶ」ということになるものなのだろうと思います。

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