仕事から流れ出ていく情熱

先日、「仕事にかこつけて飲みに誘われる」ということがあったのですが、
なんていうか、
この年齢にしてはあまりに幼稚な気がしてお断りしました。

いや、20代、せめて30代も前半くらいまでなら、
「仕事にかこつけて飲みに行く」というのもアリだと思うんですけれど、
40代になって、「仕事」にかこつけて飲みに誘うってどうなんでしょう。

ていうか、
そもそもですが、40代の仕事といえばそれなりにプロ意識をもってやっているわけで、
そこにお酒が入っていいことなどないことくらい、多少でもプロ意識があればふつうは分かりそうなところ。

逆に言えば、そうやって「仕事にかこつけて飲みに誘う」ということ自体がその人のアマチュアさ加減、適当さ加減というのが露呈して、
自分でもびっくりするくらいうんざりした、ということがありました。

もっとも、
コロナ禍下において、というのもイラっとしたポイントであり、
仕事は語るものではないと思っているのでイラっとしたというのもあり、
大前提としてその人に魅力を感じていないというのが一番の原因ではあるのですが、

それでも、40代にもなったら、「仕事にかこつける」のではなく、もっとパーソナルなところでお酒を飲むなら飲みたいところと思います。

先日、「お久しぶり」の方から、飲み会をしましょうのご指名リストに名前を挙げて頂いて、
緊急事態宣言が解除されたら何人かでお酒を飲みに行くことになっているのですが、
そういうほうがずっと気分もいいし、その約束を心待ちにすることが出来ます。

そんなことを考えつつ、
「仕事」にかこつけられると気持ちが重たくなる、のは、
若い頃ほど仕事に気持ちが向かっていないことの証左かもしれないな、と思いました。

人体星図において、東方が南方の星を生じる場合、
仕事に向けていた情熱が、だんだんと自分の好きなことのほうに動いていく傾向があります。

すると、40代ともなると「仕事で」などといわれて、それがもしかすると「すごい仕事」になるかもしれなくても、心は動かないわけですね。

いや、もしかしたら色っぽいお誘いだったのかもしれないですが、
だとしたら尚更、「仕事で」なんてちょっと安っぽいな、と思いますがどうでしょう。

それが通用すると思われたなら、不徳の致すところ。

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