宿命の稼働のために「目的と行動を組み立てる」

星図はいろんなものを示していますが、例えば自分の生き方を星図に見ようとする場合、

 

自分の星は自分の心を、
東の星は社会参加のスタイルを、
西の星はプライベートのスタイルを、
北の星は生きる哲学を、
南の星は人生の夢を、示しています。

 

敢えて意識するまでもなく、
普通はそのとおりに生きているものですが、
これはそこに一つの「道筋」がしっかりとあることによります。

 

これを逆からいえば、
星図の星と異なることを目指すそこには「道筋」がないので、
道無き道を行くことになり、けっこう苦労することになります。

 

それでも若いうちは、
「この道は正しいのか?間違ってあるのか?」
と、足場を確認しながら様々に経験していくことも必要で、星図にないことも是非やってみると良いと思うのですが、
40代と過ぎてきたら、いい加減自分の性質を正確に認識し(=宿命を認識し)、あれこれやみくもに手を出すことなく道を定める姿勢が望まれるだろうと思います。

 

実際、自分の星にないことを頑張ったりそれに拘ったりすると運が崩れます。

 

例えば、
仕事でアクシデントがあったときに、貫索星や石門星がないのに保身に走るのたいてい裏目にでるものですし、
禄存星や司禄星がない人がボランティア活動やコミュニティ活動にせっけとせいを出しても労多くして実りはありません。

 

片手間に、何かのついでに、あるいは誰かの指示でそれをするのであれば別ですが、
そこで一生懸命になるとたいてい裏目に出ます。

 

何か目指すものが明確にあるような人は、
きちんと自分と環境を見極めて、
自分に合った活動や環境を選択していかないと、運が崩れ、道を誤ります。

 

但し、
星にあることを主目的として、付随的にすることの場合は別。

 

例えば、
本来、土性の星がないような人というのはボランティア活動やコミュニティ活動などは苦痛なもののはずなのですが、
先日お目にかかったコミュニティ活動に熱心な方は、牽牛星やら車騎星やらがてんこ盛りの方でした。

 

なぜだろう?
と考えるに、その人はコミュニティ活動を通して名誉を取りに行っているからそこに熱心になれるのだろうと思います。
その方のコミュニティは会員制なので、そのあたりも牽牛星的。
また、ガツガツ実践・実現に向かっておはれるあたりは車騎星的。
しっかり主目的に車騎牽牛を置きつつ、コミュニティ活動をされているようでした。

 

…ということで、
何かをするときは、
そんなふうに、主目的に星図にある要素を置おいておくと良いのだろうと思います。

 

「宿命と環境の一致」は、健やかに発展的に、生産的に過ごすためにはとても大事です。

 

その意味では、
何か目的を持って生き、
きちんと宿命を稼働させようとするならば、
あらゆることにおいて「目的と行動を組み立てる」というプロセスを踏むようにすると良いのかもしれません。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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