「有願」のその先へ

全く命式からはそうは見えないけれど、政治家になるような人がいます。
まぁ地方議員くらいならそういう人はゴロゴロいるので不思議でもなんでもないのですが、
先日、「なぜでしょう?」と訊かれて、
敢えて理由を探してみると、そのあたりで星図にはない石門星がめぐっていたりして、
「なるほど」と思いました。

 

ちなみに、石門星の大運で政治家になり、
次にめぐる貫索星(順回り)で自営業に転じる、というのはよくあります。
とりわけ、壮年期に最身弱の星があったりすると、まぁそれが自然の流れであるのでは?
とも思います。

 

本来、主は自分の命式、大運は副なのですが、八門法で自分が極端に低い数値の場合、大運に振り回される人がけっこういたりもします。

 

「政治家」というとすごそうですが、
本当にすごいのは志を掲げてきちんとそれを実現していく政治家で、
そんなふうに政治家として大成することのない政治家、
「職業、政治家」
としてやってる人も割といます。
というか、パレートの法則でいえば、
8割くらいはそういう人です。

 

こうしたことを、
至極真面目に政治家を志し、政治家として邁進しているような人に言ったら怒られる気もしますが、
サラリーマンになるのと同じように「その道が開いていたから」「その道だけが開いたから」政治家になる人というのもけっこういて、実は国会議員の中にもいたりします。

 

その意味では、
「政治家」と大上段に構えて尻込みしているような人は、もっと気楽に志してもいいのではないかな、と思ったりします。

 

政治家に限らず、
芸能人とか作家とか、
「一流の」と枕詞がつくような高いところを目指すのでなく、
シンプルにそれらの職業に求められる枠組みの中にはまり込んで臨めば、なろうとしてなれないものではありません。

 

何度か「有願」ということを書いていますが、
(『自分本来の希望や願いというより、「満たされなかったことの反動」として現れる願望を『有願』と呼ぶ。
これは他力的に作られた願望であって、自分本来の願望ではない。』というあれです。
詳しくはこちら:https://kinugyokutoan.hatenablog.com/entry/2018/10/20/110236

政治家になるとか芸能人になるとかいうのが「有願」であれば、
なってみれば次に進めますし、
なってみないことには次に進めません。

 

しかし、有願を叶えたからといって自動的に前に進めるかといえばそうでもありません。

 

若い頃の願望というのは、
多くの場合、「有願」です。
たいていは、コンプレックスの反動で、
あれが悔しかったとか、
あいつを見返してやりたい、とか、
そんなネガティブなものに起因しています。

 

そういう若い人たちの場合、
コンプレックスの反動で有願を抱き、
それを叶えて悦に入り、
その先に進めない人というのもいます。

 

そういう人はたいてい、
奥さんとか旦那さんで苦労します。

有願をあっさり叶え、次に進めない人というのは多くの場合、配偶者に御し易い人を選ぶのですが、
面白いことに結婚すると相手が豹変します。
1年、2年で分からなくても、10年くらい経ったら全部相手に握られていたり、喧嘩が絶えなくなっていたりします。

 

簡単にできることというのは精神の修養が進まないのでそうしたことにもなります。

 

有願ではない本当の自分の道に出会うには、
一度パキッと殻を破るような経験が必要で、
その経験に自発的に向かわない場合、
別のところ(多くの場合、家庭とか)で問題が生じます。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です