「ハッピーマニア」と就職氷河期、その向かう先

安野モヨコさんの漫画『ハッピーマニア』の続編が出ているそうです。
その名も『後ハッピーマニア』。

私は、20代の前半くらいまでを「お気楽&派手なOL」として過ごし、半ば以降ガチンコで働くことに向かったのですが、
そういうあれこれは、多分にモヨコさんの『ハッピーマニア』や『働きマン』の影響を受けました。
結婚することをもって「軍門に降ることだ」というセリフがありましたが、私がいまだに結婚することにイマイチ消極的である理由の一端はこのあたりにあるかもしれません笑笑

ちなみに、安野モヨコさん自身は、『新世紀エヴァンゲリオン』などの監督を務められた庵野秀明氏という、
モヨコさんと同じく、多彩な才能とそれを支持してくれる基盤(仕事)がある方、そしてお金も潤沢にお持ちの方です。

ところで、『後ハッピーマニア』では、主人公カヨコが離婚の危機を迎えます。
そして、愛情よりも別の理由で結婚したカヨコが、愛情とは別の理由で離婚に抵抗しようとするお話。

『ハッピーマニア』でもそうだったように、カヨコはどこまでいっても「本当の好き」ではなく別のものに動かされています。
その象徴が、自分のことを「一生大事にする」と言ってくれてた人との結婚、そして相手の心変わりによる離婚(まだしてませんが)。

当時は気づきませんでしたが、『ハッピーマニア』というのは、
恋愛やら結婚やら、そして今回は離婚やらに迷い悩み、そして葛藤する先において、
自分が本当に好きなこと、自分の生きるべき道を見つけることの大切さを説く、その群像劇なのではないかと思ったのですがいかがでしょうか。

つまり、カヨコというのは、その「自分の本当の道」「本当に好きなこと」に向かうことを諦めた「悪いお手本」で、
まわりに流され、時代に流され、妥協と諦めの中、「一般的な幸せ」で手を打ちながら、日々自分をごまかして生きていく、
その動態について、最初の頃は共感したとしても、最後には「これはダメだよね」と気づかなくてはいけない、そういう対象として描かれたのではないか。

私たちの世代というのは、いわゆるバブル期の記憶を残した就職氷河期世代なので、「自分の思い通りの就職」が出来た人たちというのはほとんどいません。
只今現在、政府が一生懸命支援しようとしている世代で、大きな歪みのある世代。
そういう世代に、カヨコのような、一生懸命頑張るけれど、どこか自分の力を信じきれない(どこかで諦める・妥協する)姿というのは、受け入れられやすかったのではないかと思います。
そして、実際、私たちの世代には、お金や安定のために「軍門に降る」ように結婚した人というのがたくさんいました。

つまり、「就職氷河期」世代の人たちの結婚というのは、「結婚氷河期」世代の結婚でもあったのだろうということです。
これは、既婚であっても、そういう歪んだ時代の結婚というのは、多分に歪みをはらんでいるのだろうという意味で、その象徴がカヨコであるように思います。
実際、就職氷河期世代というのは、未婚率も高いですが、離婚率も際立って高いです。

さて、就職氷河期世代というのは、1970年生まれから1984年生まれのことをいうらしいのですが、これを干支、そしてその干支の強さを一覧にすると以下のようになります。

1970年 庚戌 土生金 天堂星
1971年 辛亥 金生水 天恍星
1972年 壬子 比和  天将星
1973年 癸丑 土剋水 天南星
1974年 甲寅 比和  天禄星 
1975年 乙卯 比和  天禄星
1976年 丙辰 火生土 天南星
1977年 丁巳 比和  天将星
1978年 戌午 火生土 天将星
1979年 己未 比和  天南星
1980年 庚申 金生水 天禄星
1981年 辛酉 比和  天禄星
1982年 壬戌 土剋水 天南星
1983年 癸亥 比和  天恍星
1984年 甲子 水生木 天恍星

気づかれますでしょうか。
すべてが有形の世界の星をもつ干支であり、半数以上が身強の星、そしてそれ以外も、棟梁を退いた天堂星と環境に順応できる天恍星。

身強の星というのは、例えば仕事にせよ結婚にせよ、「本当に好き」ではなくてもそれができ、そこに留まることができる星です。
天堂星もそういう要素は備えていますし(8点ですしね)、天恍星は「好き」を自在に操れます。

そういう人たちが社会に出るときに「思い通りにならない就職」や「思い通りにならない結婚」をしなければならない時代であったということの意味は、
彼らであれば、その困難な時期を糧にできるということであったのではないかと思うのですがいかがでしょうか。

そして、身強についていえば、そういう苦労なくしては陰転する星でもあるので、別の角度からいえば、
身強のエネルギーを社会参加の位置に持つ人たちにとって、社会に出た時点で挫折する(思い通りにならない現実にぶちあたる)、というのは、実は恩恵であったのではないかと考えます。
※これは年干支なので、実際にその星が星図に表出される人ばかりではありません。

その意味では、バブルに乗り遅れ、就職は氷河期で、損な世代だといわれる氷河期世代ですが、彼らの活躍というのは、これからなのではないかな?と思っています。
とりわけ、妥協しなかったことに苦しんで、悩み葛藤して困難な時代を何とか生きて生きたような、そんな氷河期世代の人たちが、
つまり、身強が陽転するための困難を経験してきた人が、これから活躍されたりするのではないか。

ちなみに、身強の人というのは、妥協して世の中に、現実に迎合して生きていると、力強く生きている人の肥料になります。
よって、年干支が身強星の人でも、妥協して生きてきたような人は、そのまま肥料になるのかもしれません。

この時期に生まれた方々は(私もですが)、
改めて、「自分が本当に好きなこと」「自分の心が向かう道」というのを掘り下げて、しっかりと自分の足で立って生きることを考えたほうが良いのだろうと感じています。

冒頭の『後ハッピーマニア』に話を戻せば、
「軍門に降る」結婚をしたカヨコが、45歳にして離婚という危機に直面し、そこから今度こそ「自分が本当に好きなこと」「自分の心が向かう先」に出会うお話になるのではないか、
つまり、氷河期世代が今こそ「自分が本当に好きなこと」「自分の心が向かう先」を見つめ直すこと、
きちんとそれに取り組むこと、そこから逃げてはいけないということ、
…が描かれるのではないか、と、予想しています。
(ネット広告でチラ見しただけなので、分かりませんが)

以下、余談ですが、
昨日はサークル参加者の方々とzoomミーティングをしました。
サークルを始めて4ヶ月目にして「初ミーティング」です笑

次の土曜日が本番ですが、昨日はそのプレみたいな形で都合の良い方だけが参加されました。
驚いたのは、専業か副業かは別にして、皆さま鑑定士の方であったこと。
星の見方や実際の傾向など、様々なお話を伺うことができて勉強になりました。
ありがとうございます。

これからも、月一度くらいはやりたいな、と思っています。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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