五行の配当表

五行(木火土金水)って、元素のように思いがちですが、
五行は元素ではなく「はたらき」です。
あるいは「性質」とか「役割」ともいえます。

なので、五行は世界のあらゆるものに当てはまります。
例えば、
五志とは、怒喜慮悲驚、
五味とは、酸苦甘辛鹹、
五臓六腑の五臓は肝臓、心臓、脾臓、肺、腎臓をいいますが、それぞれ木火土金水の性質を持ちます。
この「当てはめる」ことを「配当」というのですが、
五行は世界のあらゆるものに「配当」できるという言い方もできます。

「五行の配当表」をぐぐると、たくさん表がでてくるので、それを見て五行の配当を覚えておくと色々と便利です。
なかでも、五行を「はたらき」という前提で覚えておくと、
いろいろと応用できます。

陰占で強すぎる五行をどう弱めるか、洩らすか、あるいはどう強めるか、など考えたり、
風水で何をどう配置するか考えたり、
気学で方位を取るときに何に配慮すれば良いかを考えたりするときに役立ちます。

東洋思想においては、
陰陽説と五行説、そしてその2つを組み合わせた六十干支が基本になります。
陰陽は割とシンプルですが、五行はふだん使わないので慣れるまでに時間がかかります。
しかし、五行の配当を覚えると、俄然世の中が奥行き豊かに見えてきます。
そして五行の配当に慣れてくると、陰陽とセットで六十干支が分かり始めます。
すると、世界が立体的に、多次元的に見え始めます。

ということで、五行の配当表。
算命学に限らず、東洋思想のベースになるものなので、早めに覚えておいて損は無いと思います。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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