自分の道に耳を澄ませる

田村耕太郎さんが、
『あまりにも昨年が経済的にもうまくいき、物事を経済的なことばかりで判断している自分に気づいた。投資リターンという考え方があるが、他人様のリソースを使わせていただく時はそういう考えが大事だが、自分のお金を含めた自分のリソースではそういう考えはやめる。』

ということを書いておられました。
田村さんは素晴らしい経歴をお持ちですが、その過程においては大きな挫折も煮え湯を飲まされるような悔しいことも、恐らく経験されてこられた方です。

 

前にも書きましたが、経済的な成功というのは、財の星(禄存星や司禄星)がなくても達成できることがあります。
挫折や悔しさ、いわゆる「ハングリー」であることをバネにすることで経済的に成功できるからです。
しかし、算命学ではそれを「有願」といい、必ずしもそこに真の満足はないといいます。
経済的な成功によってコンプレックスを解消し、そこで初めて人間としての使命に向かうスタート地点に立つといわれます。
おそらく、田村さんは人並み以上の挫折を経て、人並み以上の経済的な成功をある程度おさめられたことにより、今後、本質的に自分が満足し、本質的に自分らしい成功に、向かわれるのだろうと思います。

 

まわりの方の命式を、対面で拝見しているときに、
本人が語られる望む未来と命式がかけ離れているということが少なからずあります。
多くの既に社会的に大きく成功され、あるいは評価されている人たちの命式を拝見していると、こうした矛盾はあまりありません。
なので、初学者でも命式を見て「なるほど!」と割りと簡単に納得できまるのですが、
一般の人の場合、私も本人も首をかしげる、ということがよくあります。

 

その理由を考えるに、
「自分の望む道」というのと、
「世の中が評価してくれる道」とか
「お金になりそうな道」とか
「憧れの人を真似る道」というのを混同しているからではないかと思っています。

これは、必ずしも悪いことではありません。
成功している人たちも、最初からその「自分の道」を知ってダイレクトにその道を進んでいるわけではなく、
紆余曲折を経て、様々な経験をし、
その過程において経済的満足や社会的な安定を手にして初めて本来の道に向かう人も多いので、必要なプロセスであることもあります。

なので、
かけ離れているように感じられる方には、
「今とはちがう、こういう道に興味を持たれたら、そのときは試しにそちらに進んでみてください」
ということを伝えます。
今の道に満足してからではないと、見えてこないこともありますし、
とことん今の道でやってみて、それがあまり自分にとって楽しくないと自覚するのに時間がかかることもあります。

本質的に自分の道である場合、
それほど苦労しなくてもうまくいくか、
うまくいかない中にも満足感や充実感があるものです。
よって、不満に満ちている場合は「その道はちがいますよ」ということだと思います。

うまくいっていても違う道の場合というのも実はあります。
この場合は、どこかのタイミングで自分の心が大きく「NO!」といい始めます。
その時がくるまでは分かりませんが、その時にその心の声を聞けば疑いようもなくわかるだろうと思います。
世の中には、そのNO!によって生き方を変えた人が多くいます。

自分の道に耳を澄ませ続けることは大事です。

 

算命学では、大運の5旬目までに正しい道を知り生き方を改めなければ6旬目には淘汰されるといわれますので、
6巡目までには自分の道に気づきその道に向かい始めることが望まれるように思います。

ちなみに、田村耕太郎さんはちょうど6旬目に入ったところ。
今後にさらに期待です。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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