害の種類と起こる病気について

位相法の「害」の続きです。
「害」は不自然融合、自然の気を阻害する流れということを書きましたが、
その結果として病気になったりすることもあります。

害の組み合わせによって、どんな病気に気をつければ良いかが分かるので、
そのご案内をしておこうと思います。

なお、害によって生じる病は自然の気が阻害されることに起因しますが、
「気」とは五行の気のことです。
この五行の気がバランスよく流れずに、剋されたり過剰になったりすることが病気の原因です。
よって、先に東洋医学における五行についてご案内しておきます。
たぶん、スーッとは頭に入りませんが、気になるキーワードがあるところをチェックしていただければと思います。

東洋医学の五行の意味】
☆木(寅・卯)=肝臓
・循環・代謝・発散・排泄・解毒などをコントロールする役割
・感情をコントロールする役割
・血液を貯蔵する役割
・肝臓や胆嚢だけでなく、爪や目、涙、筋腱なども分類

☆火(巳・午)=心臓
・血液循環と拍動をコントロールする役割
・脳(大脳皮質・高次中枢)や精神活動をコントロールする役割
・心臓や小腸だけでなく、顔面や舌、汗、脈なども分類

☆土(丑・辰・未・戌)=脾臓
・消化吸収をコントロールする役割
・血液が漏れ出ないように統率する(統血)役割
脾臓や胃だけでなく、筋肉や四肢、口、唇、涎なども分類

☆金(申・酉)=肺
・呼吸をコントロールする役割
・水分循環をコントロールする役割
・防衛機能をコントロールする役割
・肺臓や大腸だけでなく、皮膚や体毛、鼻、のど、気管支、音声なども分類

☆水(亥・子)
・生命力を貯蔵する役割
・生殖や成長発育、老化をコントロールする役割
・水分代謝を調節する役割
・腎臓や膀胱だけでなく、脳や骨、骨髄、耳、泌尿生殖器、肛門、毛髪、唾なども分類

五臓の説明はクラシエさんのホームページを参考にしました。
こちら:https://www.kracie.co.jp/kampo/kampofullife/basic_kampo/?p=958

さて、
これらの五臓がアンバランスになって病気になるのですが、
害の種類によって、起こる問題や病気は異なります。
以下がその種類と起こる問題です。

【害の種類と起こる問題】
①子未の害→土剋水、北方水地の害
東洋医学で水にあてはまるところで病気が起こります。
腎臓や膀胱といった尿の排泄、毛髪を含む老化、脳や骨などにも問題が起こりやすくなります。

②丑午の害→火生土、南方火地の害
東洋医学で土にあてはまるところで病気が起こります。
消化器系に問題が起こったり、消化吸収に問題が起きたりします。

火がうまく土を生じていかない、
ということなのですが、
これは心臓(火)が血液の流れの統率(土)をうまく行えないということでもあり、結果として心臓に問題が起きることもあります。

③寅巳の害→木生火、東方木地の害
東洋医学で木にあてはまるところで病気が起こります。
肝臓や胆嚢に問題が起こり、その結果、顔色が悪くなったり肌が荒れたりすることもあります。
寅は立春、新たなスタートの時期ですが、そうしたスタートも不調和となったりします。

④卯辰の害→木剋土、中央土地の害
東洋医学で土にあてはまるところで病気が起こります。
消化器性や脾臓の問題が起こりますが、これは木の不調和、感情の不安定、ストレスによる神経性の問題に起因する傾向にあります。

⑤戌酉の害→土生金、天軸の害
東洋医学で金にあてはまるところで病気が起こります。
呼吸器系の問題のほか、ホルモンや自律神経がアンバランスになり、そのことにより心身の病気になりやすくなります。

⑥亥申の害→金生水、西方金地の害
東洋医学における水と金の不調和に起因して病気が起こります。
大腸や肺などのほか、水が過多になることによる精神的な問題(知性過多で考えすぎ)や水分を吸収しにくくなる(既に水の気が過剰であるため)などの症状が出ます。結果として、現実の体は水分不足になり、外観が急に老け込んでしまったりします。

なお、
位相法の現象は避けることはできませんが、緩和することはできます。

害は自然の流れを阻害する不調和なので、そこに自然な流れ、調和もバランスを取り戻すには、その自然の関係である支合を強めるとよいといわれます。
生活な行き先などに、害を構成している支と支合の関係にある支の象意のものを生活の中に取り入れてみるのも、一つの緩和策です。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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