算命学を学ぶということ

3月から再配信を始めたnoteは研究科くらいの内容から始まっていて、
上級編のほうの只今現在は、臨位科くらいの内容をやっています。

間に師範科が入っているので、note の開始当初からご覧くださっている方は、
師範科の内容を修了している方と同じくらいの知識があることになります。

間にあれこれ入れているので、
必ずしも、順番どおりには展開していないのですが、
毎日(note の投稿は毎日投稿なので)3年間も、学べば、それだけの知識がつくのだということです。

もっとも、算命学の師範科というのは、
あくまで「基本的な命式を見るための知識」を修了していますよ、
…ということなので、それだけで「何でも分かる」わけではないのですが、

「命式をひと通り観るためのツール」は、
すべてそこまでの段階で学ぶことが出来ます。

つまり、師範科まで修了していれば、
初見の命式の解釈が分からなくても、
その解釈を聞けば(読めば)、理解できる、それをその先において応用できる、ということを意味します。

私のnote は、もともと既に鑑定をされている方、
既にある程度算命学の知識がある方が、半数以上を占めているのですが、
このところ、当初は鑑定をされていなかった方が鑑定をされるようにもなっておられて、

定期的に 「この人の鑑定はどう観れば良いでしょう?」というご相談をいただくことなどもあります。

さて、そんな中、
忌神にあたる人物が配偶者の場合に、離婚したほうが良いか?
…という質問がありました。
(もしかしたら、ちょっとニュアンスが違ったかもですが)

守護神とは、人生を安定に導いてくれる存在、安定の先にある継続と発展に寄与する存在であり、
忌神とは、良くも悪くも徹底的、極端になることの先に不安定感を増す存在のことを指すので、

幸せな結婚
=平穏に、安定的に生きていくことを志向すること、

…と、捉えるなら、
配偶者が守護神的な存在であることが望ましいのは間違いありません。

とはいえ、これはあくまで「一般論」、
守護神忌神の「基本的な考え方」であって、
こうした「一般論」が、万人に当てはまるわけではありませんし、
さらにいえば、守護神・忌神というのは後天運においても変わり得るものでもあり、

算命学をある程度学んでおられる方であればご承知のとおりと思いますが、

こうしてみると、
忌神にあたる人物が配偶者の場合に離婚したほうが良いか?
…という質問一つで答えられることなどないことが分かりますね。

仮に、そういう断片的な要素だけで、
「離婚したほうが良いですよ」などと断じてしまえば、
たいへんな因縁を背負うことになるので気を付けましょう。

算命学を学び始めた当初は、恐る恐る、借りてきた猫のように学び始めるものですが、
ある程度学びが進めば、謙虚さを備えながらも、
算命学を学び担うということへの自負と自覚、その役目への意識と責任感を持つことは重要です。

これは、富裕層の世界で、
一家(一族)に一人ずつ医者と弁護士がいると良い、といわれるのと同様に、

一家一族の発展を期すなら、
一家(一族)に一人は、無形の世界を担う役目を担う存在が必要で、
その担い手が長く継続的にその役目を担うには、そこに自負と自覚、 意識と責任を持つことが必要だからです。

けれど、余計な因縁を背負って仕舞えば、本末転倒となります。

つまり、学ぶ先にご相談を受ける、というのは大いに結構なことと思いますが、

その場合においても、
算命学に示される哲理を常に念頭に置き、陰陽の仕組みから外れることのない在り方を心がけることを忘れないようにするこもが大切であるということです。

そういえば、
先日、朱学院で学んだ方には原典は理解できない、と書いたことが不興をかったようなのですが、
あれは、朱学院では立体五行を学ばないようなので、
立体五行をベースに展開される原典は理解できないであろう、ということでそのように書いた次第です。

原典を理解するため=立体五行を学ぶためにわざわざ私のnoteに参加くださっている方も多くおられるのでそのように書いたのですが、
気分を害された方へは、心よりお詫び申し上げます。

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