高い次元の相互理解に必要なもの

春分の日、すべての根本は家族にあり、ということで、
母と弟宅に伺い、家族の会談をしてまいりました。

「会談」とは大袈裟ですが、
家族には、何かと共有すべきことがあり、
家族の間で、有効な協力関係を維持していくには、意識的に、定期的に、会って会話をすることは、不可欠です。

だいたい、会わないでいるうちに誤解が膨らみすれ違い、
大きなもめごとや対立に発展するというのはよくあることで、
そういうことを避けるためにも「定期的に会談する」ということは重要です。

さて、「家族」といいつつ、本日は、上の甥っ子は不在でした。
聞けば、小学校時代を過ごした某地方都市へ、当時の友人に会いにいったのだとか。

これについて、弟は激怒し、そもそもの家族の会談が中止になるところだったのですが、
義妹がうまくとりなしてくれて、本日は、うまくその会談が実現したという次第。

これは毎回思うことなのですが、
私は相当にシビアで厳格であるように思われがちなのですけれど、
弟は、私よりもはるかにシビアかつ厳格で、
話していると、あるいはその家の中を見回すと、本当に目が覚めるような思いがします。

そして、なるほど、結局、私も弟も、あの厳格な父に育てられたから、こんなふうに、
シビアで厳格な人間に成ったんだな、と思いつつ、

あの厳格さに歯向かって、その某地方都市に遊びに行った甥っ子も、
恐らくは、先々、そういうシビアで厳格な人間になるんだろうな、ということを感じます。

それが果たして良いことなのか分かりませんが、
結局は、子供というのは、多かれ少なかれ、親に似たふうに育つもので、
ごくまれに、トンビが鷹を生む…ということがありますが、
多くは、蛙の子は蛙、なのだと思います。

ちなみに、そういう家族がケンカをすると、大事(おおごと)になるわけですが、
大事を踏み越えることで理解し、認めることができること、というのもあり、
多少時間がかかるとしても、家族でケンカをする、というのも、悪いことではないように思います。

例えば、子供というのは、思春期にもなれば親とケンカをしますけれど、
それは親と対峙できるだけの力量を備えつつある、ということであり、成長の証です。

それと同様に、家族のケンカというのも、つまるところ、
「それだけの思い」があることの結果としてぶつかり合うわけで、
どこかでそれが昇華できれば、より高い次元で理解し合い、協力し合うことができるようになります。

さて、これは家族のお話ですが、
昨日書いた、自分を造る付き合うべき人というのも、
尊敬する人とか、いいなと思う人というよりは、

ケンカをするとか、対立するとかいうことを経た人、
あるいは、当初は嫌い合っていた人のほうが、
案外と、深く相手のことを知り、その先において高い次元で理解し合い、協力し合うことができるようになる感じがあります。

これは例えば、「対冲」というのが、破壊現象を起こすけれど、
その破壊によって、真に大切なモノだけが残る、あの感じを思い浮かべればその意味が伝わるかな?と思いますがどうでしょう。

その弟も、以前、3年くらい口をきいてもらえなかったその3年を経たことで、
より深く理解し合い、協力できるようになった、というのもそういうことなんだろうな、と思いました。

⭐︎noteメンバーシップ上級者プランはこちら:https://note.com/kinugyokutoan/circle
月額5000円です🌿毎日3,000文字以上、毎月90,000文字以上更新中📖

※再配信サイトのご案内※New!
さて、 少し前から告知していた、
2020年3月から開始した note の再配信を明日から開始いたします。
再配信用のサイト (別館) を作成いたしましたので、
最初から学ばれたい方は、明日(3月1日)以降、ご加入くださいませ。

Note 再配信:https://note.com/kinugyokutoan2
※再配信は、2020年3月より、 専門科 師範科の内容から書き始めましたその内容です。
更新は、 上級編と同様、 毎日更新となります。

内容をちらっとご覧になりたい方は、
2020年上半期のマガジンにまとめておりますので、 タイトルなど参考にしてくださいませ。
(タイトルと一部内容は、 無料にてご覧いただけます)
2020年上半期のマガジン:https://note.com/kinugyokutoan/m/m3cfc18c6fb4a
再配信用サイトは、 特に記事を書く予定はありませんが、
ときどき、 雑感をつぶやいています。

⭐︎2023年3月三週目公開分🌸New!
https://note.com/kinugyokutoan/m/m4593ad3f4ab0

2/10 命式を総合的・網羅的に捉える見方⑥ 算命学を貫く8:2の法則、日干と月支の関係に見る強弱
https://note.com/kinugyokutoan/n/n7d2d69d0d361

2/13 命式を総合的・網羅的に捉える見方⑨ 蔵干で捉える懐の深さと、親族縁の強弱・徳型と才型
https://note.com/kinugyokutoan/n/nfd0240941a98

2/3 八門法配置・気図法配置の仕組みとそこから分かること
https://note.com/kinugyokutoan/n/n0073da341698

2/5 命式を総合的・網羅的に捉える見方① 矛盾は必ず発生する、矛盾を解決するべく導くことが「占い」
https://note.com/kinugyokutoan/n/nb2fd824ad666

1/29 命式の偏り・「業」の消化と人体星図の相関関係①思業と北方の星
https://note.com/kinugyokutoan/n/n209a0a77f093

1/26 気図法配置の仕組み、八門法配置の仕組み② 八門法配置に現れる「業」(2)
https://note.com/kinugyokutoan/n/n6e0d3eea763d

1/21 身強星が2つ以上ある最身強の命式の捉え方・陽転の可否の見極め方①
https://note.com/kinugyokutoan/n/n1725792913ac?magazine_key=m0a08f6c7fe63

1/24 気図法配置の仕組み、八門法配置の仕組み①
https://note.com/kinugyokutoan/n/na424ccf7fe4a?magazine_key=m0a08f6c7fe63

1/16 エネルギー値が高い十二大従星と、エネルギー値が低い十二大従星の違い
https://note.com/kinugyokutoan/n/n07f8411b494d?magazine_key=mb90337922b0d

1/18 「二重破」の現象と構造、散法と共にめぐる「破」の影響と対処
https://note.com/kinugyokutoan/n/n1789d5b9cdf6?magazine_key=mb90337922b0d

1/5 陰占で捉える財・官② 陽占の財官と陰占の財官の違い、財官に伴う負担、負担に耐えるための強さ
https://note.com/kinugyokutoan/n/ncdaf43f26bd1

1/10 有形の世界で活躍することができる命式かどうか?①財・官を保有し続けられるか?
https://note.com/kinugyokutoan/n/ncb4b21ee3d4d

⭐︎noteメンバーシップ上級者プランはこちら:https://note.com/kinugyokutoan/circle
月額5000円です🌿毎日3,000文字以上、毎月90,000文字以上更新中📖

⭐︎各天中殺の生き方について、
知っておくべき基本的な内容の記事をまとめました🌿
重陽の日のお祝い価格、3333円です。
https://note.com/kinugyokutoan/m/mfa6bb7348d9a

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash