評価される、お金を稼ぐ、というのは剋線の世界

先日、ご相談にお越しになった「小物作家」の方が、

「毒親だと思っていましたが、
今の私があるのは母のお蔭です」
…と、おっしゃっていました。

きけば、若い頃から手先が器用で、
学校の備品のカバーをつくったり、
子供が出来てからはママ友に頼まれて、
手提げかばんをつくってあげたりしていたのだそうですが、

それをみていたお母様は、
「それでいくらになるの?」
…とコトあるごとにお金になるのかを訊いてきて、
その方は、たいへん傷ついたのだそう。

けれど、あるときハタと気づいて一念発起し、ネットで売り始めたらたいへんな人気商品となり、
只今現在は、量販もされているちょっと有名な人気小物作家さんにになれたのだというお話で、

お母様の問いがなければ、
「今も他人の手提げ袋をつくっていたかもしれません笑」…とおっしゃっていました。

このお話、
いわゆる「東方の星を光らせて活躍に向かった」というお話なのですが、

この方も最初はそうだったようですけれど、
最近の人は、「褒められる」とか「評価される」ということがお金につながる、
…という認識を持っていない人が多いな、と思ったのですがどうでしょう。

さて、その理由についてちょっと考えていたんですが、
これは、

サラリーマンというのは、
本来の輝きでもって活躍をしなくても(=東方の星を光らせなくても)お金をもらえてしまうので、
多くの人が、東方の星を光らせることなくお金をもらえてしまう
=能力に関係なく自動的にお金がもらえてしまう

…ということの結果、
「東方の星の光らせ方=自分の能力の発揮によってお金を稼ぐ方法」が分からなくなっている、

あるいは、
ママ友とか主婦友とか、そういう「褒め合い文化」の中に身を置いていると、
多くの人が、東方の星を光らせることなく褒められてしまう
=たいした輝きがなくとも褒められてしまう

…ということの結果、
「東方の星の光らせ方=自分の魅力の発揮によって褒められる方法」が分からなくなっている

…ということで、
つまるところ、日本というのは、
つくづく男女ともに「東方の星を光らせる方法=お金を稼ぐ方法」への疎さを助長する環境があふれているのだな、
ということに気づきました。

いわゆる副業・兼業などで活躍しているようなサラリーマンは別ですが、
会社の中では偉くなったり賞を取ったりしていた「会社一筋」な人が、
一歩会社を出たらまるでお金を稼げなかったとか、

まわりの友人にあふれるばかりの誉め言葉をもらっていた主婦が、
それでお金をもらおうとした途端に蜘蛛の子を散らすように人がいなくなったとか、

そういうことは、枚挙にいとまがありませんが、

できるなら、
そういうちょっと「腹が立つ体験」とか「恥ずかしい経験」とかいうのを早めに経験し、
一念発起して、自分の本質的な能力や、自分の本当の輝き・魅力というものに、
もう少し真剣に取り組めば、世の中、もっとキラキラと活躍する人が増えるのかもしれないな、と思いました。

冒頭の話に戻せば、
この方は「毒親」と思うような母親の辛口の言葉に傷ついたわけですが、
そういう厳しさが彼女の活躍やそれに伴う報酬につながっているわけで、

現実の世界で評価される、お金を稼ぐ、というのは剋線の世界(=葛藤がある世界)である、
…というのは、こういうことだな、と感じ入りました。

つまり、何の葛藤もなく得られる給料や、褒め殺し的な褒め文化に浸かっていると、
本質的な意味での評価やお金は得られない、というお話です。

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