首都圏の中学受験が始まりました

関係している人はそれほどいないかもしれませんが、
本日から埼玉県の中学入試が始まりました。

1月10日～埼玉31校、
1月20日～千葉25校、
2月1日～東京182校、神奈川60校だそうです。

「学校」というと、私たちの世代は、偏差値ばかりを見がちですが、
私立中学というのは、各校教育方針がまちまちで、
結局のところ、偏差値よりも子供の個性に応じた学校を選ぶ方が、
結果としては良いふうに成長できるといわれます。

あるいは、
「合格した学校が縁のある学校」＝子供にとって最も良い学校
…ともいわれます。

子供がいない私がいうのもなんですが、
これは、お子様がおられる今年お受験の友人が、
お受験が本格化する昨年の春ごろにおっしゃっていたことで、

「いい学校に行くのが正義」と育てられて苦しかった私はハッとさせられ、
いい親御さんだなぁと思いつつ、本当にそうだな、と思いました。

人生というのは、
中学受験などでは決まらないし、高校受験でも決まりません。
大学受験でだって決まるモノではなく、
就職してすら「これで人生安泰」ということなどありません。

そういう「安泰」を求めている親御さんには申し訳ないのですが、
人生100年といわれる時代にあっては、
結局は、自立した大人になること、自力で道を切り開ける大人に成ることこそが安泰への道であって、
どういう学校に行くか、というのは、目先の安心感にはつながるかもしれませんが、
それをもって安泰かといえばまったく別のお話です。

確かに、立派な学校に行って優秀な友人に囲まれることで大いに成長する、ということはありますけれど、
それすらも予測不能な因果関係のなせるわざであり、
中学生になるその子供本人はもちろん、その親御さんも当然に、
中学受験などで子供の将来が決まるものではない、ということはよくよく認識しておく方が良いだろうと思います。

宿命中殺がある子供は私立中学が合うんですよね？
…という質問を、最近何人かの方からいただいたのですが、
私立中学でも、自由度の高い、自主性を重んじる学校と、規律厳しく協調性を重んじる学校があり、
前者であれば、中殺がある子供が活かされやすい一方で、後者の場合は中殺をうまく活かされない傾向にあります。

もっとも、それだけをもって判断できるものではないので、一概にはいえず、
八門法のエネルギー配置とか、
学校自体が置かれているステージ（創立年から10年おきにめぐる気運など）もあり、
実際にご相談されれば観るべき点は山ほどあるので、
安易に受験に算命学を持ち込まないほうが無難であろうと思います。

なお、前に書いたことがありますけれど、
中学受験くらいの年齢のお子様のお受験結果というのは、
お子様の運気もさることながら、親の運気のほうも影響しているように思います、感覚ですが。

このあたりは、その「お受験」が子供よりも親のほうに意味があるということなのだろうと思います。

例えば、その子供の進学先が、
親のそれまでの行動・言動の「結果・成果」を成すような場合などは、
親の運気のほうで出ることもあるように感じられます。

ちなみに、ここでみるのは当然、陰占です。
どういう学校に通うか、という「現実」なので、陰占で見ます。

つまり、子供の場合は、その進学でもって道が開くので陰占でも東方の位相法をみることが多く、
親のほうで見る場合には「結果・成果」なので西方の位相法でみることが多いです。

親の東方で見る場合というのは、
子供の進学が親の仕事にダイレクトにつながるようなケースですが、あまりないですよね。

いずれにしても、
学校は、学校以上の意味はなく、長く続く人生の「プロセス」であることを念頭に、
良い結果であれば喜ぶのは良いですけれど、そうでなくても「すべては糧になる」と思って捉えるのが良いのだろうと思います。

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