「信念を持つ」ことと「予想する」ことの相関関係

「君のように信念のある男は、自分で予測することができない」

…とは、Netflix の海外ドラマ「ビリオンズ』において、
連邦検事補のコナティが、
彼の大学の恩師にして現在は敵方(敏腕投資家側)弁護士であるオリン・バックに言われた言葉です。

このドラマは、そこここに至言のあるドラマですけれど、この言葉も至言。

信念があると人間は、
その信念に執着してしまうので、
モノゴトを虚心坦懐に眺めることが出来ません。

それが「信念」の信念たる所以なので悪いことではないですが、
「信念」は有形の現実においてコトを実現していくことに機能するものであり、
「予測」をするなら信念など邪魔にしかならないもの。

「予想」をするのには身弱が向くのも、
身弱は現実に対する執着心が相対的に少ないからで、
身強が予測などをしようとすると、どうしても我田引水になりがちなものです。

そういえば、ここ数週間、経営者や投資家の方と食事をしたりお酒を飲んだりすることが続いているのですが、

「信念型」は経営者、
「予想型」は投資家に向くな、と思います。

有形現実の世界で他人を巻き込んで事業をやるなら、
黒い鳥を白と言い切るような強さも必要である一方、

投資で確実に利益を上げるには、
遍くこの世を支配する法則を、小我を越え俯瞰して見通す必要があります。

もっとも、
パワー型の投資家、つまり、
黒い鳥を白に塗り替えるような投資家、
例えば『ビリオンズ』のダラー・ビルのような投資家もいるので、これは絶対のものではありませんが、

それでも、
揺ぎ無い信念をもって投資をするとか、
虚心坦懐に予想をもって事業をするとかいうふうに、

アンマッチな適性でもってそれをする場合には、
それがアンマッチである、という自覚をしておくことは必要だろうと思います。

アンマッチであることを自覚し、それを戦略的に行うならそれは、
「差別化」になりますけれど、

そうでなら
「宿命を逸れて失敗し、埋もれ肥料となる数多の人」へと堕すことになります。

なお、この考え方は
十大主星と十二大従星において、
有形の星と身弱の星、無形の星と身強の星が組み合わされる場合の考え方に通じています。

無自覚に、
有形の星を身弱の星で使うとか、
無形の星を身強の星で使うとかすると失敗します。

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