総理大臣と東の星

国のリーダーの東の星が玉堂星のような星だと、冷静に合理的にものごとを進めるので国が安定するそうです。
一方、国のリーダーの東の星が車騎星のような星だと、戦い勇んでものごとを進めるので、国が乱れるのだそうです。

 

そう聞いて、
安倍さんと小泉さんを調べてみましたら、確かに東に玉堂星がありました。
どおりで安定しています。

 

すごいなぁと思ってさらに日本の長期政権を調べてみましたら以下のとおり。

 

安倍さんと小泉さんは確かに玉堂星、
(安倍さんは西に龍高星)
池田勇人も玉堂星(中央も玉堂星)
岸信介は龍高星(西と南に玉堂星)
伊藤博文は貫索星(中央と北に龍高星)、
桂太郎は司禄星(中央に玉堂星)
吉田茂も司禄星(中央と南に龍高星)
佐藤栄作も司禄星(水性なし)
西園寺公望は禄存星(西に玉堂星)
中曽根康弘は調舒星(水性なし)

 

こうしてみると、確かに安定(長期政権)に向かう総理大臣は東に玉堂星又は同じ水性の龍高星があり、
そうでなくてもほとんどにおいてどこかしらに水性の星を持っていることが分かります。

 

東の星だけでモノを語れるものでもないですが、
(土性があれば濁りますし、火性があれば暴発しますし)
なんだかんだと言って、総理大臣になるような人というのはやはり龍高玉堂に象徴される合理性というか地頭の良さというのがあるということなんだろうと思います。

 

なお、
玉堂星の次に多かったのは東の司禄星ですが、これも安定着実、継続の先に信頼が積み上がっていく星なので納得です。

 

東に車騎星がある人はいないかな?
と調べてみましたら、
旧民主党の前原さんがそうでした。

 

前原さんといえば、
なんとなく権力に近づくたびに転ぶイメージの人ですが、
これは、国家安寧のためにこの人を権力には近づけないほうがよいということなのかもしれません。

 

ちなみに、
民主党政権を安定的に?終わらせた野田さんは東に玉堂星の人です。
この人でなければ、もっとジタバタ抵抗して、政権にしがみついたかもしれません。
政治家として、合理的に対応できたのはきっと東の玉堂星のおかげであろうと思います。

 

上に挙げた中で、東はもちろん星図に水性がない佐藤栄作中曽根康弘両元総理ですが、
中曽根さんは完全格なので別格として、
佐藤栄作元総理は恐らく水性の龍高玉堂の賢しげな知恵がないからこそ役割を果たせた総理大臣なのではないかと思いました。

 

この人は、日韓国交正常化や沖縄返還を成し遂げた人ですが、
合理性の世界ではとても実現できない「離れ業」ともいうべき偉業です。
(だからこそのノーベル平和賞なわけですが)

前に知性の星(水性の星)がない人は邪気がない、というようなことを書きましたが、
池田勇人の病気退陣によって総理の地位を得たという経緯から見ても、
当時の「陰険・冷酷・腹グロ」などという評価とは裏腹に、この人は策略や謀略を使うことのない健やかな人であったのかもしれません。

 

以上は一国のリーダーの話として書きましたけれど、会社やコミュニティなどでも同じことが言えるのではないかと思います。

今後、東の星と組織のリーダーという視点でも検証を重ねてみます。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA