Uber、wework、郵政関連ビジネスの共通点

日経に『上場で成長、今は昔』という記事が出ていました。https://r.nikkei.com/article/DGXMZO50575800T01C19A0SHA000

『上場前に巨大化するようになった背景にはカネ余りと低成長がある。利回りに飢えた投資家が、デジタル革命を主導する成長著しいベンチャー企業への投資に殺到した。』

 

平たくいえば、

運用先に困って金持ちがよく分からないものに投資した、
という話。

 

背景を考えるに、

Uberとかweworkが華々しく注目されるようになったのは2016年くらいかな?と思うのですが、2016年、2017年は丙申、丁酉と未来的なものを示す火性の干の星回り。
但し火剋金、と相剋でとあり新しくて「未来的」なものが過大評価されたということなのだろうと思います。

そして己亥の歳(土剋水)になってメッキが剥がれた、的な。

 

新しもの好きな世の一部の人たちはUberとかweworkとか、せっせと使っているようですが、
世の中を広く見渡せば、冷めた視線と不信感のほうが目に付きます。

 

ちなみに、
Uberとwework、最近あまり聞かないairbnbも含めて、
「ものを深く考えないアマチュアのためのビジネス」であるという点で共通しているのですが、
一般的にアマチュア向けのビジネスというのは評価されません。そもそも長く続きません。

が、投資家目線で見ればそれが「新しすぎる」ことであったために目が眩んだということなんだろうと思います。

 

あるいは、
未公開株は「金持ちの人脈」でお金が集められる傾向にあるので、金持ち人脈の維持とか見栄とかのために、
「あまり価値はない」と思いつつも捨て金的に大金が投じられた面もあるかもしれません。

「大金持ちが勧めるんだから、これはきっと間違いない!」と思ってしまった普通のお金持ちも、いただろうと思います。

 

ちなみに日本では2015年に上場した郵政関連株にもけっこう人が群がりましたが、割と庶民レベルの人たちが多く買った印象。

このあたりは乙未の年だけに、庶民が剋された、ということなのかも。

 

そういえば、郵政関連ビジネスというのもアマチュア向けのビジネスです。

Uberとかweworkみたいに新しくはないですが、

プロは積極的には使わない、よく考えない人のためのビジネスという点で、Uberやweworkと共通しています。

まぁだからこそ、あんなにも壮大な不正が横行したわけですが。

 

何かビジネスをするなら、アマチュアをカモにするようなビジネスでなく、プロや本物の金持ちに耐えうるビジネスを目指すべきだろうと思います。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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