お受験と親から離れて大成する子供

※受験にかかる内容になります。センシティブな方は閲覧ご注意ください。

 

一年くらい前に命式を拝見させて頂いた方から、お子様が第一志望の学校に合格された旨のご報告を頂きました。

 

合格された学校は、全国から受験者が集うといわれる有名校。
明確に将来のビジョンを持ったお子様方が学ばれている学校。
そして、中高一貫の全寮制の学校です。

 

中学生から全寮制の学校に入れることには抵抗のある方もおられるだろうと思いますし、
また子供の方でも12歳、13歳から親元を離れることで問題が起こる場合があります。

しかし、親から離れた方が伸びる子供、早いうちから親から離れることで大成する人というのもいて、彼の場合はまさにそのケースでした。
(こうしたことは、宿命から読み解けます。)

 

うまくいえませんが、
彼が宿命に持つ要素の多くが、その学校にいくことを後押ししているような印象を受け、キラキラとした道が真っ直ぐに伸びているような風景が見えたことを覚えています。

 

親から離れた方が伸びる子供というのはたくさんいます。

 

歴史的にいえば、
そういう子供というのは他家に養子に出されて伸びるとか、
丁稚奉公に出されて伸びるとか、
戦争中であれば、親を失って伸びたりしたものですが、
今のような平和な時代、なかなかそういう子供を手放す決断をする親は少なく、結果として、少なからずいる「親から離れた方が良い子供」というのは陰転とまでいわないものの、葛藤を抱えて伸び悩むことが多いように思います。

 

その意味では、
彼の場合は宿命にある「親から離れて伸びる運」を全力で後押ししてくれる親に恵まれたことが何よりの幸せであったのではないかと感じました。

 

宿命に合った道をいく場合、
まるで神さまが応援してくれているかのような導きに恵まれて、実力以上の力を発揮できたりするものです。

 

それと知ると「ぜひにうちの子も!」といわれることが多いのですが、そういう親御さんに「早めに手放した方が良さそうです。」というと、たいてい顔を曇らせます。
子供を早くから手放すのは当然さみしく心配ばかりが募るもの。
それに加えて通常は、親族やママ友などからあれやこれやと心配され、場合によっては薄情な親だと非難されたりします。

 

このお母さまもそうした非難を恐れたのか、
こちらから「早めに家を出した方が良いですね」というまでは全寮制の学校のお話を出されませんでした。

 

しかしよくよく聴けば、
このお母さんはお子様の主体性を何より重んじ、
その興味を注意深く探り、丁寧に受け止め、
その興味を確かなものにするべく力を尽くしておられました。
そして、その先に見つけたのがその学校で学ぶことであったそうです。

 

それだけ寄り添いながら全寮制の学校に入れる決断ができたのは、ひとえにお子様の才能を信じ、彼にとっての最善のために親のエゴを封印できたからだろうと思います。
立派な賢母のご決断、お覚悟。
こうした親の覚悟は、子供を強くする面もあります。

 

名門校に行くための受験ではなく、
その学校にいくための受験。

お受験というのは、ときに親のエゴで名門校に向かうことがあり、そういう場合はうまくいかないか、うまくいってもどこかで歪みが生じます。
入った途端にダメになるとか高校で息切れするとかしがちです。

 

しかし、
本人がその学校を目指し、そこで「コレをする!」という確固とした思いを抱いている場合、それが引力になって合格を引き寄せます🈴
そしてそこに足場を築いてさらなる飛躍に向かえます🦅

 

今後の健やかな成長と発展、そして遠くない未来におけるご活躍を心より祈念しております。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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