「三高」について思うこと

隣で、OL風女子がタイプの男性について話しているのを聞きつつ、
「三高」とかもはや死語だと思っていたのですが、案外と学歴とか身長とか収入とか、気にしているのでびっくりしました。

大きな銀行で働いていると、
学歴と収入は高いのがデフォルトで、
高身長はリクルーターの目にとまりやすいことから高身長な人も多いものなので、
いわゆる「三高」に囲まれて過ごすことになります。
なので、「三高」というのは基本的に身勝手で傲慢で悪賢いことが多いということも知っています。

もちろん、「素敵な三高」というのもいて、彼らは二つに分かれます。
一つは、明確な挫折を経験している人。
(低身長の人などはそこである種の挫折を経験するので、高学歴、高収入のカテゴリ内ではいい人が多いですが、それは中年期までで、中年期に改めて挫折をしないと、晩年イヤな人になります)
もう一つは、恵まれた環境を素直に受け取りながら生きてきた人です。
こういう人にはエゴがなく、とても健やかに育ってきた人ともいえます。

算命学的には、前者は天将星のような強い星があるタイプでエゴ満載で、ガツガツ成功を掴み取りにいくタイプの人です。
後者は一気格とか鳳蘭局とかに入っているような、生まれながらに何かしらの成功の天分を持ち、それによって生かされてきた人です。
格とか局に入っている場合、「生かす(活かす)」より「生かされる(活かされる)」ほうが光るので、余計なエゴとか負けん気とかは邪魔になることもあり、素直に健やかに育った人が多い印象です。

ちなみに、格とか局とかに入っていて、かつエゴ満載な天将星などもある場合は、そもそも銀行を含めサラリーマンの道を選ばない方が成功します。

私が銀行で働いて良かったことは色々ありますが、社内でも取引先でもいわゆる「三高」のエリートと身近に過ごすことができ、その実態を知ることができたことは、その最たるものではないかと思います。
世の中の普通の女子が目指すものが「それほど良いものではない」ということを早い段階で知ることができて良かった。

ちなみに、「三高」重視の女子はミーハーなお馬鹿さんと揶揄されたりしますが、
頭の良い女子でも、必ずしも中身重視というわけではありません。

算命学的には、
エリート好きなのは牽牛星です。肩書きだけで好きになれたりします。
一方で、イケメン好きなのは玉堂星です。顔だけで好きになったりします。
日干が己の人は背の高い人が好きだし、
日干が辛の人は華々しい人が好きです。
これらの星が、その相手に入れ込むとこまでいくかどうかは別にして、「ちょっと惹かれる」のはほぼ確実です。

こうしたことは、宿命に織り込まれた型のようなものなので、どの時代でも変わりません。
「三高」が脚光を浴びたバブルの時代というのは、時代がそこにスポットライトをあてただけのことです。
その意味では、再び巷で「三高」の言葉を聞く昨今は、また時代が華やかな場所に向かっているということかもしれません。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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