宿命を逸れている人に近づいていく人

牽牛星というのは、
プライドの星、役目役割意識の強い星、誇りと名誉を貴ぶ星であり、
特別感、選民意識が強い星である、という言い方も出来ます。

そういう星を持つ場合、
①多少、背伸びをしても「身の丈プラスα」のモノを身に着け、
②人知れず「研鑽を重ねた」先に、他人に誇ることができる仕事に就き、
③何をするにしても、買うにしても、そこに「特別感」とか「高級感」があることが大切で、

④いわゆる安物とかバッタものなどを身に着けたり、
⑤安いことを売りにするような庶民的な商売をしたり、
⑥研鑽もなく、カラダを張るだけで名前を売ることができるような仕事に就いたりしていると、
まぁだいたいおかしなことになります。

実際、牽牛星を持つ人が、質の悪いＴシャツとか、仕立ての悪いスーツ、
あるいは、チープなアクセサリーなどを身に着けていると、
人によっては「素朴」に見えるかもしれないその装いは、たいへんに品がなく、ときに蔑視の対象にすらなりかねず、
結果として、人生を閉ざすことになっていきます。

よって牽牛星をもつならば、
数は少なくとも、「良いもの」を選ぶことが道を開くことにつながるのだということを、
常に念頭においておくことが大切です。

さて、実は知り合いで、その牽牛星を東方に持つ方がおられるのですが、
その方が、本当に、びっくりするほどその「牽牛星の真逆」を突き進んでおられて、驚きをもって観察しています。

どんなふうに「真逆」かといえば、
「身の丈以下」の安物を身に着け（④）
「研鑽なし」に、虎の威を借りて偉そうに出来る地元の政治ゴロを仕事にして（⑥を仕事にしていて）、
さらにそれだけでは食えないからと始めた仕事がコトもあろうに実に庶民的な商売（⑤の商売）で、
まぁなんていうか、どこまでもチグハグな人生、迷走する人生を突き進んでおられる…

宿命を大きく逸れている人って、見る人から見れば、本当に「気持ち悪い」ものですが、
その方の場合も例外ではなく、本当にすべてがアンバランスで正視に耐えず、

私の回りでも、まともな人は距離を置いて眺めている、というそんな感じの方です。

さて、そんな「気持ち悪くて正視に耐えない」とまで書いている人のことを、
なぜ、ここで取り上げているのかといえば、
昨年？、その方が⑤の仕事を始めたと聞いたときには、
この人は、少なくとも向こう10年はまともに活躍することはないだろうな、
…と、ほぼ確信に近い思いを抱いていていたのですが、

つい先日、その方が結婚するときき、
もしや…と思ったら、「年上の女性と結婚する」うえに、その女性が結婚後も働かせ続ける、ときいて、
その「ほぼ」であった「向こう10年はまともに活躍することはない」というその「確信」が、
「揺るぎない確信」に変わった、ということがあったからです。

この面白さ…といっては不謹慎ですが、

なんていうか、「ダメ」な道を歩んでいる人というのは、どこまで「ダメ」な方向に突き進んでいく。
「ダメ」な道は「ダメ」な方向にしか続いていないのだな、

…という再発見が、たいへんに面白く感じられて、
これは書いておかねば、と思ってここで取り上げさせていただいた次第。

ちなみに、ここで改めて書いておきますが、
「年上の女性と結婚する」ことは運を上げるためにはたいへん有効ですが、
その際には、その「年上の妻」を働かせないことが必須です。
年上の妻を働かせてしまったら、自分の運が吸い上げられて、それこそ10年、15年は活躍の目はないと思ったほうがよいでしょう。

いや、単に、その政治ゴロの立場が多少上がるとか、
会社で多少、表彰されるとかいうことまでもがないとはいいませんが、
少なくとも、その「年上の妻を働かせている男」が、バイネームで社会的評価を得ることはありえません。

年上の妻を新婚から働かせる男性というのは、
だいたいが、妻のためにご飯をつくるようになり、妻にプレゼントをせっせと送るようになり、
その先に、例えば、妻の会社の役員（妻の部下）に落ち着いたりするものですが、
そういう男性が、社会において名を上げるようなことはあり得ないもので、
ゆえに、年上女と結婚したら、結婚後10年は、妻を働かせないことが大切である、といわれるのです。

ちなみに、私の近しい人は、だいたいその人物と多少会話をすることはあったとしても、厳然と距離を置いているのですが、
近しい人の中にも、その人物に近づいたり、ふつうに会話をしているような人もいて、
そういう人たちはだいたい少なからず「おかしなこと」をやっています＆「おかしな道」に向かっています笑

大きく宿命を逸れている人というのは、
「宿命を逸れていく可能性がある岐路」にある人からは、不思議な魅力があるように見えるようで、
いわばある種の誘惑に似て、そういう人物に近づいて「おかしな道」に墜ちてしまう。

多分、その「おかしな道」がちょっと始まっているのでは？
…と心配していますが、こういう心配はだいたいの場合届かないので、様子を見るしかないですね。

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