人を動かすときに使う星

少し前にも書きましたが、
このところ、仕事に真面目に取り組んでいます。

そういうやる気を挫くあれこれも起こったりして、
やめてしまおうか、と思うことがないわけでもないのですが、
何事も、「何かを成す」というときの最初には、そういう「気持ちを挫く」ことがあるもので、

このあたりは、
易経において実質的なスタートの卦が「水雷屯」という「生みの苦しみ」の卦であることをみれば、
それが物事の道理であるのだろうと思うところであります。

さて、メンバーを厳選して、workするチームを作り、
前期末からの準備を経て、下期に入りプロジェクトをスタートさせたのですが、
そんななかで改めて納得したのが、

一般的に、仕事相手・同僚というのは東方の存在であるのですが、
「厳選したメンバー」というのは西方の存在であるということ。

つまり、一般的に、仕事相手・同僚に対してアプローチをする際には、東方の星を使うことで響くのですが、
自分が信用して厳選したメンバーというのは、西方の星を使わないと、響かない、
東方の星でアプローチしていると、その「西方的な関係=信用・信頼でつながる関係」が損なわれていく可能性があるのだということです。

そして、それに付随して感じるのが、
職場における東方の存在との関係というのは、若年期の十二大従星+壮年期の十二大従星を使うことが大事である一方、
西方の存在との関係というのは、晩年期の十二大従星+壮年期の十二大従星を使うことが有効であるということ。

なぜ、壮年期の十二大従星も必要なのかといえば、
職場=月支であり、職場の人間関係というのは、
人間関係が出来ていない相手=東方であっても、
人間関係が出来ている相手=西方であっても、
ともに、職場=月支において展開されている人間関係であるためです。

そしてさらにいえば、
自分がメンバーをバックアップする、メンバーをプロデュースする、という場合、
私の場合でいえば、ある事業を機能させるために、「機能させたい事業の責任者」の存在感を高める、
…ということをしようとする場合、

つまり、「自分が動かずまわりに動いてもらう」「自分が動かずまわりを機能させる」ということをする際には、
とにもかくにも「壮年期の星をしっかり使う」ことが不可欠で、

そういう仕事をあまりしたことがなかったので気づかなかったのですが、
これは本当に、壮年期以外の星で何かをしても、まるで影響力を行使できません。

このあたりは、算命学の構造を振り返れば至って当たり前のことなのですが、
今回、そのことをくっきりと体感したので書いておきます。

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