一人生一使命、一社一使命

昨日、アレクサやらメタバースやらの事業について、
「地に足がつかない事業」であり、
「金持ちの道楽系の事業」であるということを書いたことについて、
ちょっと補足を書いておきます。

厳密に言えば、
アレクサやらメタバースやらの事業は「現時点では」
「地に足がつかない事業」、「金持ちの道楽系の事業」であるけれど、
早ければ3年後、遅くとも10年以内には、
アレクサ「的」な AI を利用したサービスや
メタバース「的」な仮想空間を利用するサービスが、
存在感を得て「地に足の着いた」 ビジネス分野の一角を占めるようになることは、
十分考えられるだろうと思います。

但し、そのときのサービスの担い手は、
Amazon や Facebook (現メタ)ではないはず。

なぜ、それらの事業が台頭するのにあと3年〜10年かかるのかといえば、

易経のはじめ、水雷屯の卦にもあるように、
モノゴトのはじめというのは、
困難が多く、やる気はあっても思うように身動きがとれないもので、
そんなふうに思う通りにならないなかで「コト」が鍛えられるのが自然の道理であるからです。

言い換えれば、
真に発展する事業というのは、ひとまずみんなが 「ダメだ」と思うもので、
そこからがスタートである、ということです。
だいたい「ダメだ」といわれるのは期待の裏返しでもあります。

逆に、最初からみんながもろ手を挙げて応援してくれるような事業、
あるいはスタートから花道をいくかに見える事業というのは、
だいたいその先のどこかで頓挫するか、
簡単に飽きられた先に忘れられるかするもの。
だいたい「応援する」などというのは「ダメだ」というよりも遥かにエネルギー的消耗が少なく、
多くの場合、印象にも残らないのです。

さて、そして、
なぜそれらのサービスが台頭したときのその担い手がAmazonやFacebook(現メタ)ではないとい
えるのかといえば、

一人の人間に与えられる使命は一つであり、
人間は、それぞれ己のその一つの使命を全うすることにこそ役割を持つものであるのと同様に、
(命式により複数の指名を持つケースもありますが)、

企業・事業体においても、
基本的に「実現する使命」は一つであるものだからです。

もちろん、富士フィルムがお化粧品分野で躍進しているとか
サントリーが健康食品分野で存在感を増しているとか、
そういうことはありますが、それは「使命」の派生事項であり、

つまり、アマゾンのアレクサや Facebook のメタバースも、
その派生事項の域を超えることは難しく、

AIやメタバースが今後の未来世界において必要とされ、
それらのサービスが実現するとしても、
その担い手は、アマゾンやFacebook ではないだろうといえるのです。

投資の神様、ウォーレン・バフェットは、シンプルな事業への投資を好み、
現在の富の99%を50代以降から築かれたといわれていますが、

シンプルな事業とは、
一社一使命を厳格に守り続けた事業であるわけで、
(例えば、コカ・コーラ社やP&G社、ウォルマート社など。 売却されましたが…)

こうしてみると、
一社一使命を厳格に守り続けることがいかに道理に則った在り方であるか、
一社一使命を維持し続けることの意義と価値が理解できるのではないかと思いますがいかがでしょうか。

そして、
一つの会社が「イノベーション」などの名のもとに、
やみくもに多角化することや事業転換することの愚というのが伝わるのではないかと思いますがどうでしょう。

なお、先ほどもちらりと書きましたが、
こうしたことは、企業に限らず、個人としての人間にも同じことがいえます。

一人一使命の人生において、何に取り組むか、
というのはとても大事なこと。

ゆえに、
日進月歩の世界においても、一人一使命の原則を生きるなら、
それは自分が人生を賭して取り組むに足る「普遍性」を備えた何かであるべきと考えます。
目先の利益を追うような事業でなく。

…そうでないと、 投資効率がどんどん悪くなっていきますし。

ちなみに、私は人生の道を算命学と定めていますが、
算命学は、4000年の時を超えて今に伝わる普遍性の或る学問であり、
万事に通じる分化統合のルールを学ぶことができます。

一度、識れば、その先の人生において活用することができ、
その先において人生を啓く学問です。

ときどき「お金をかけ過ぎではないの?」と問われることがありますけれど、
投じたお金の何倍も、何十倍もの、有形・無形のリターンを得ることができていて、
これほど投資効率の良い学びもないだろうと思っています。

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