早い自立が望まれる親剋型の話

算命学は家系親子について、
現代の常識とはちょっと異なるようなことも説かれています。

一般的には、
親は子供を大事に育て、
子は親を尊び孝行すべし、
といわれますが、
算命学では必ずしもそれが双方の幸せにつながるとは限らないといいます。

 

例えば子供に愛情をかけて育てること、
いつまでも親を大切にして同居することなど、
世の中では「あるべき」とされ、
確かに穏当で微笑ましくはありますが、
それが双方にとって苦しいことになる、
ということが実はあります。

 

※以下不快に思われる方もおられると思いますので閲覧注意!

算命学では「親剋型」という運型があります。
これは、両親が健在で子供を愛情深く育てると、親子の間で有形無形のさまざまな形で衝突が多発し、親子間で運気がシーソーする運型です。

シーソーする、というのは、
親の仕事が順調であれば子供が病弱になったりイジメにあったり、
子が活躍したり成績が良かったりすると親の仕事が難航したり病弱になったりする、
いってみれば、
どちらかが良ければどちらかが悪くなる状況になるということです。

 

「親子なのに」
という意見もごもっともながら、
歴史を振り返れば親殺し子殺しというのは枚挙にいとまがなく、
現代においても殺傷事件の半数は親子間におけるものであることは統計にあるとおり。

親子は仲良く、と無邪気に考えることは美しくはありますが、
人生を健やかに行きていこうとするならば、必ずしも適切ではないこともあります。

 

親剋型は実は多くの人が該当します。
条件がかなりあり、分かりやすいところから挙げます。
①天将星がある人
②戊亥天中殺の人
③辰巳天中殺の人
④子丑天中殺の人
⑤寅卯天中殺の宿命中殺のある人
(寅卯天中殺で生年中殺、生月中殺の人、日支が寅か卯で生日中殺の人)
⑥生月中殺、生年中殺のある人
宿命に生年、生月天中殺を所有している

⑦初旬大運転中殺の人
⑧調舒星が北を含む3箇所以上にある人で長子
⑨龍高星が北を含む3箇所以上にある人で長子

これらのいずれか一つでも当てはまる人は親剋型になります。

 

親剋型に該当する場合、
できるだけ早く親から経済的に独立することが望まれます。
親からの有形無形のサポートを受ければ受けるほど、その宿命は陰転します。

例えば普通は大学を卒業するまでは親が経済的に子の面倒を見るのが一般的かもしれませんが、
親剋型の子供の場合は親に経済力があったとしても、奨学金を利用して大学に行ったりする方が子の運は伸びますし、親も健やかに過ごすことができます。

 

いつまでたっても子が独立しない場合、
子は迷いの多い人生となりいつまでたっても自立できないという事態になります。
30代、40代になっても自立しないであると、相互に頼らざるを得ないような状況が生まれ、
そこまでいくと、自立や結婚ができず、共に衰退していくしかないということになります。

 

老老介護の問題の背景には、
親剋型の子供を過保護に育てる親が多くなったという戦後日本の子育て観の変化が実はあります。

またそこまでいかなくても、
親剋型の子は親と根本的に考え方が異なるのが一般的なので、
お互いの長所を潰し合うことになりがちで、互いに発展の芽を摘むことにもなります。
エネルギー的に言えば、相対するエネルギーが共にあることで相殺され、本来のエネルギーを発揮できなくなるという事態になります。

 

なお、誤解のないよう強調したいのは、親剋型の子は決して親不孝な子というわけではないということ。
親を離れて自立した親剋型の子は、
経済的にも精神的にも独立することによって親を大切にするようになります。
親という「枠」を超えて自分の世界を自由に築くことによって、
健全な精神を得て親を大事にすることができるようになるということです。

 

なお、これらは20歳くらいまで両親が健在な場合のことであって、例えばそれより早い段階で両親が離婚しているなどによって片親の場合は該当しません。

 

ちなみに、私は親剋型の条件に複数該当するのですが、子供の頃から父親が出張がちであったものの、大学は親に出してもらいましたし、社会人になってからも何年かは実家で親の世話になっていました。
確かに、その頃は迷い多く様々に思い当たることがあります。

該当する方はぜひご自身の人生を振り返ってもし納得感があれば、子育てにおいてお役立て頂ければと思います。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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