目標を達成するための馬力は、宿命と環境の一致によって得られるもの

この数日、プライベートの事務仕事をしていました。
年初から、手をつけねば思いつつ、後回しにしていたことにようやく着手した次第。

面白いもので、「事務仕事」をしていると、算命学的思考から離れてしまうよう。
これは、計数系の仕事をしているときにもいえることですが、
「全き事務仕事」というのは、人間の創造性を著しく制限してしまう感じがありますがどうでしょうか。

さて、昨年末に目標を立て、身近な人たちにその目標を披露したその内容の、8割は、皆様のお蔭様をもちまして、達成できているのですが、
あと2割をどうにかきちんと達成しよう、と四苦八苦しながら計画を再構築しようとしています。
それと合わせて、来年の目標作成にも少しずつ着手しているところでもあります。

目標を立てる、ということをしていて気づいたのですが、
自分のこと、他人のこと、社会のことが分かるのに比例して、
その目標というのはソリッドなものになるな、という気がするのですがどうでしょうか。

「目標を立てる」
といった場合、大きく分けて3通りくらいのパターンがあります。
①夢先行、希望先行、大きく風呂敷を広げます系
②現実主義、堅実確実に、寝てても達成できます系
③現実と将来をきっちり捉えてやるべきことを明確化する系

こうして挙げると当然に③が良いわけですが、
一般的に、若い頃は①の大きな風呂敷系であり、大人になればなるほど②の「当たり前のこと」しか書かない傾向にあります。

これはなぜかといえば、
①は現実も他人も理解できず、自分のことだけ考えているので、自分のビジョンについて実現可能性を考えることなくそれを目標化してしまうため。
②は逆に、現実と他人が理解でき過ぎているので、自分のことを軽視してしまい(自信がなくなってしまい、ともいいます)、自分のビジョンを描くことすらやめてしまうためです。

つまり、目標というのは、
現実を知り、他人を知り、そして自分をしっかり知ったうえで立てるべきものであり、
現実を知って備え、他人を知って学び、自分をしっかり知ったうえでがっつり確立させて臨めば、その目標というのは、多くの場合、達成できるということです。

なぜなら、それは「自分が世の中に根っこを持つ、揺らがなくなる」ということにつながるからです。

ちなみに、このとき最も大事なのは、「自分を知る」ということだろうと思います。
一言で「目標」といいますが、目標を立てる人の半数以上は「自分の目標」ではなく、
「世の中でかっこいいといわれている目標」とか、
「世の中であるべきといわれている目標」とかを立てる傾向にあり、
そういう目標というのは、多くの場合、まるで機能しない傾向にあります。

例えば、
「大きな家が欲しい」という場合、その大きな家を管理できないひとはたいてい大きな家を手に入れられませんし、
「年収3000万円ほしい」という場合、それに付随する税金やら、それに伴う人間関係の軋轢やらに対応できないような人は、それを手に入れることは難しいだろうと思います。

つまり、こういう人たちは、根っこがない、揺らいでいるから目標を達成できないのだということです。

映画『フィールド・オブ・ドリームズ』は、
「それを造れば彼はやってくる」という言葉のとおり、用意ができたところで夢は実現する、ということを説く映画ですが、
実際、世の中はそんなふうにできていて、
「それを造る」というのは、この世界に根っこを生やす、揺らぎない自分を確立する、ということなのだろうと思うのですがどうでしょうか。

算命学的に「それを造る」というのが何を示すかといえば、
「宿命を知り、環境を整え、時期を待つ」、あるいは、「時期に合わせて環境をつかって、宿命を活かす」ということを備えましょう、ということになります。

このところ、疑いようなく感じているのですが、
宿命と環境が一致していない人というのは、
この「根っこを生やす」ということが出来にくいように思います。

なので、そういう人が、
どれほど頑張っていても、どれほど目標を立てても、まるで現実に対するインパクトがなく、空回りしている感じがあります。

宿命と環境の一致というのは、
ときに「はた目には気の毒な境遇を選択する」ということであるケースというのもあるのですけれど、
それでも、その「はた目には気の毒な境遇」にある宿命を持つ人であれば、「はた目には気の毒な境遇」のほうが、間違いなく発展します。
なぜなら、その人の宿命と環境が一致したことに寄って、その人は足場を確立させて世の中に向かうことができるから。

つまり
根っこを生やして世の中に臨むことができるから、です。

来年の目標をこれから立てます、という方は、ぜひそのことを念頭に置かれると良いだろうと思います。

※ここでいう「根っこ」というのは、いわゆる28元のことではありませんのでご注意くださいませ。

2020年9月五週目のマガジンを公開しました。
日付は、サークルに投稿したときの日付です。

https://note.com/kinugyokutoan/m/m141c41bcdc59

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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