人生は最初の鋳型づくりと中身づくりの2段階 ※閲覧注意

既に削除されているのですが、
お子様の教育環境において、

一緒に高め合う、
正しく努力する、
下に合わせることなく正しく伸ばされる環境の大切さ、
…についてtweetされているお母様がおられました。

曰く、
中学受験しないのに通塾して、課題が終わっていないことや模試が悪かったことを自慢げに話すお子様の友達について、
「何でいるの?」しかない、と。

世の中には、
高め合うのではなく、褒め合う、
中身がなくてもとりあえず「やったこと」がすごいと褒め合う人たち、

社会全般では決して通用しないだろうモノを自慢する人に対して、
知り合いとか、友達であるということでお金を払ったり応援したりする人たち、
…というのが、40代、50代をこえてもふつうにおられるものですが、

察するに、
仲間内で自画自賛し合う40代、50代人たちというのは、
その「中学受験しないのに通塾して、課題が終わっていないことや模試が悪かったことを自慢げに話す」ような子供であったのだろうな、と思ったのですがどうでしょう。

いや、20代、30代で、厳格な職場環境で育ったような人たちは、
そこで「鍛えられる」こともあり、
そこで精度・完成度の高い人生の鋳型を手に入れることができるケースもありますし、

一方で、なぜか30代、40代で精度・完成度の甘い人生の鋳型を生きる人たちに遭遇し関わってしまったことで、その鋳型の精度・完成度が緩慢になってしまって、
立派な人であったはずなのに、それまでのキャリアからは考えられないような水準のモノを自慢げに話すようになる方もおられますが、

鋳型が鍛えられるのは自分の人生を活かす「正しい生き方」により是正されるケース、
鋳型が緩み壊れるのは自分の人生を活かす「正しい生き方」ができなかったケースであり、

やはり結局のところ、とにもかくにもまずは、
10代までの環境において、
精度・完成度の高い鋳型を手に入れることは重要で、

結局、人間の精度、生きていった先に出来上がる完成度というのは、
子供の頃に、どれだけヒリヒリ頑張れたか?がモノをいうのだろうと思います。

さて、このヒリヒリの先に精度・完成度の鋳型を幼少期に手に入れることは、
とりわけ宿命天中殺を持つ人たち、
あるいは天将星を持つ人たち、一気格の人たちにおいて重要です。

というのも、
こうした人たち人たちというのは、
幼少期において環境に対峙する基本的な能力(=精度・完成度の高い鋳型)を備えねば、人生の落伍者にもなるからです。

宿命天中殺をもつ人たちというのは、
親や環境との関係の難しさを先天的に持つがゆえに、
人生の最初において、強制的に人間の型が出来ていることが必要ですし、

天将星をもつ人たち、一気格の人たちというのは、
成長と共に制御の利かない我の強さをもつことになるので、
その「我」の構築を人生の最初において完成させておくことが望まれるからです。

さて、精度・完成度の高い鋳型を手に入れたはずなのに、
自分の人生を活かす「正しい生き方」ができず、
人生の歩を進めるにつれ、驚くような崩れ方、緩み方をする人たちがどういう人か?

…といえば、
日干が活かされない生き方をしている人たちで、

つまり、「人生を生きる」というのは、
命式を完成させていくプロセスであるのですが、
人生を歩むにつれ、驚くような崩れ方、緩み方をする人たちというのは、
だいたいにおいて、命式が壊れていく、緩んでいくような生き方をしているもので、
そういう生き方の結果として、人生が崩れていく、緩んでいく、ということになります。

天地真理さんという方がおられます。
若い方はご存じではないかもしれませんが、70年代に一世を風靡したアイドル歌手の方ですが、
90年代には、大竹まこと氏に「もう俺が好きだった天地真理じゃない。別物だ。」と断じられるなど、完成されたはずの人生を維持することができず、崩れ緩んでいった方でした。

この方の命式を見れば、
「晩秋の畑」の命式がまるで活かされない生き方に向かってしまった先に、
そういう事態になってしまったことが分かります。

つまり、人生が緩み崩れる人たちというのは、
日干が活かされない生き方の先に、命式を崩していく、壊していく生き方をしている人たちであるということで、

例えば、
「晩春の鋼」の命式にして、まるで鋼が鍛えられず、
単に鍛えられないばかりか水に沈んでいくような生き方をしているとか、

「初夏の畑」の命式にして、まるで水を得られず、
得られるはずの水も端から蒸発していく生き方をしているとか、

…そんなふうに、自分の命式を壊すことで、人生を壊していっているのだということです。

だいたい、見事に命式を顕現させている人たちというのは、
世間的にも評価され、存在感を得ている一方、
一見、派手な活動をしているように見えて、身近な人にしか訴求できない人たちというのは、
だいたい日干を損なう生き方、命式が崩れる生き方をしているもの。

ちなみに、
適切な生き方の人物ばかりに囲まれていると、
命式を損なう生き方、命式が崩れる生き方をしている人がものすごい違和感を与えることに、すぐに気づきます。

一方、おかしな生き方の人物ばかりに囲まれていると、
命式を損なう生き方、命式が崩れる生き方をしている人がいても、そんなものかな?と、受け入れてしまえるもので、案外と放置してしまいがちです。

けれど、そういう「おかしな生き方」をしている人というのは、
いってみれば、冒頭に挙げた、

中学受験しないのに通塾して、課題が終わっていないことや模試が悪かったことを自慢げに話す、「何でいるの?」しかないような存在であり、

真に自分の人生を完成させ、その存在感をもってこの世界に足跡を残そうと思うならば、
そういう人との関わり方は、少し考えたほうが良いだろうと思います。

おかしな生き方をしている人というのは、
だいたい、30代は違和感がある程度ですが、
40代になると異臭を放ち始め、50代にもなると自分の人生を侵害する存在となっていきます。

正しい生き方かどうかを見分ける方法をどう見分けるのかといえば、
私は先生から、
「何にしても、美しいものに拘るようにしなさい」と教わりました。

例えば、美術館に頻繁に足を運ぶのも、歴史を学ぶのも、
そういう「美しいもの」に拘る先に、審美眼を養うことにつながります。

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