ダークサイドスキルと濁星

ダークサイドスキル、というのをご存じでしょうか。

ダークサイドスキルの対極にあるといわれるブライトサイドスキルが、

〇論理的にものを考える力
〇適切に物事を伝える力
〇他人と円満にコミュニケーションをとる力
〇他人と協調性をもって物事に取り組む力

…といった、いわゆる一般的に、身につけましょうと堂々と説かれるスキルである一方、
ダークサイドスキルというのは、

〇人や組織に影響を与え、動かす力
〇空気や場を支配する力
〇人を見極め選別する力
〇他人に嫌われても目的を達成する力

…といった、一見、「悪徳そう」「性格が悪そう」と眉をひそめられがちなスキルのことを指します。

これを算命学でいえば、
いわゆる純星(=鳳閣星 禄存星 司禄星 牽牛星 玉堂星)がブライトサイドスキルに近く、
いわゆる濁星(=貫索星 石門星 調舒星 車騎星 龍高星)がダークサイドスキルに近いといえます。

ブライトサイドスキルに挙がっている「協調性」などは、石門星的なので、
石門星もブライドサイドスキルでは?と思われそうですが、

石門星は一見「協調性・和合性」があって、
表面的にはいい人そうに見えるものの、

その実、
この星は、自分の信念を実現するために、誰に対しても「いい人そう」に見せることができるだけで、
清濁併せのむ星といわれるように、決して、「純粋」とか「お人よし」な星ではない、

…ということが分かっていれば、
石門星がダークサイドスキルのほうに置かれている理由が分かるだろうと思います。

さて、
いわゆる協調性を求められるような環境=限定的な環境=狭い世界
…に生きていると、
ブライトサイドスキルだけでもって生きていけてしまうのですが、

本気の勝負の世界=知らない人・雑多な人とたくさん関わる世界=広い環境
…に生きていると、
圧倒的にダークサイドスキルが必要であることに気づきます。

このダークサイドスキルについて本を書かれている本田尚敬さんが、
ダークサイドスキルの7つの裏技として、

①思うように上司を操れ
②KYなやつを優先しろ
③「仕えるやつ」を手懐けろ
④堂々と嫌われろ
⑤煩悩におぼれず、欲におぼれろ
⑥踏み絵から逃げるな
⑦部下に使われて、使いこなせ

…を挙げておられるのですが、
こちら:https://www.lifehacker.jp/article/2206_darkside_skill_2/
(オフィスワーカー向けですが)

濁星をたくさん持っているような人は、こうしたスキルをしっかりと身に着けておくのが良いんじゃないかな?
…と、思いました。

もっといえば、もともと濁星というのはそういうスキルを潜在的に持っていると思うのですが、
世間体というか、狭い世界の中での評判などを気にして、そのスキルに蓋をしていることもけっこうあります。

その意味で、
そのスキルを発揮することを、自分に承認してあげると、大いに活躍できるだろうと思います。

車騎星の徹底的な攻撃力とか、
調舒星の舌鋒鋭い批判力とか、
龍高星の破壊の先の変革力とか、

そういう濁星的なスキルというのは、
いわゆるクラスとか、職場とか、狭い世界ではいまいち評価されにくい傾向にあるのですが、
ちょっと開き直ってそういう濁星的な性質を発揮することで、
得られる存在感や現れる特異な才能というのもあるのでは?と思います。

ちなみに、中殺された星は純星も濁星的になるので、そのあたりも考慮に入れつつ、
ぜひ、ご自身の宿命をうまく活かされると良いと思います。

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