冷夏と干支と算命学の基本の話

日経を読んでおりましたら、野菜の卸値が史上最高値を記録したという記事がありました。
確かに、葉物野菜はもちろん、じゃがいもや人参のような野菜も含めてびっくりするほど高くなっています。
これまでの最高値は1993年だったそうなので、実に27年ぶりの最高値更新ということになります。

1993年といえば、癸酉の年でした。
そして今年2020年は庚子の年。

冷たい水性の天の気が金性の地の気で強められた1993年と、
天の金性の気が冷たい水性の地の気を強めている今年、
天地は逆ではありますが、金生水と気が冷たくなる年だけに、冷夏になったのだな、ということが伝わってきます。

元々、天の気にせよ地の気にせよ、金・水のタイミングというのは寒いもので、夏は冷夏になり作物も実りにくいといわれます。

現代社会ではあまりこうした干支に見える「気」の寒暖というのを意識することはありませんけれど、
こうした冷夏などは、リアルに経済を直撃するものでもあり、もう少し意識しておくことで備えられることもあるかな、と思いました。

干支に見える「気」について、算命学で一番大事なのは月干支の「支」です。
いわゆる「月支元命」と呼ばれるもので、家系のカラーを定めるものであると同時に、人生全体のカラーを決めるものでもあります。

「月支元命」などというと難しげですけれど、平たく言えば、「生まれた季節」なので(多少現代の感覚と異なる点はありますが)、
例えば、夏に生まれればなんとなく明るいトーンの環境や人間関係に合いやすく、
冬に生まれれば、暗めの落ち着いたトーンの環境や人間関係に合いやすい傾向にあります。

あるいは、秋に生まれるとドライで合理的な傾向が強く出ますし、
春に生まれた人はウェットで情的な傾向があったりします。

また、家族の中で似た季節に生まれると仲良くなりやすい傾向、というのもありますね。

干支などというと、良く分からない「迷信」のようにとらえられることが多いですけれど、
きちんとその意味を認識していくと、そこから読み取れること、そこに現れる傾向の確実さというものに驚きます。

そしてそういう理解の応用として、さらに、
「社会的における役割を持つ干支」「プライベートの意味を持つ干支」「自分が置かれた場所の意味を持つ干支」の情報を重ねていくと、
自分の処世術を見つけることができる。

算命学というのはそんな仕組みになっています。
実際にはもう少し複雑ですが、
まずはそういう分かりやすく基本的なことから眺めることに慣れていくと、いろんなことを読み取ったり推測したりすることができるようになります。

⭐︎干支の感じ方についてまとめています→ https://note.com/kinugyokutoan/n/n9c7449710be1

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Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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