金烏玉兎庵

伝えること

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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算命学を学んでいると、
というか、東洋思想をはじめとする思想や哲学を学んでいると、
「これをしてはダメだな」とか、
「このまま進んではダメそうだな」とか、
思うことがあります。

そうでなくても、
「これは早めに対策を打ったほうがいいな」とか、
「この論調で行きすぎると破綻するな」とか、
予想がついたりします。

あるいは、
「これの原因はこれだな」とか、
「これがこう回ってきたんだな」みたいな。

しかしそれを口にするのは稀です。
伝える場合も恐る恐る、相手の反応を見ながら小出しにします。

理論をきちんと学ぶ前は、
「自分の予測、自分の解釈」として割と無遠慮に口にしていましたが、
理論的な裏付けを得てみると、
それを口にするのは禁忌であるような気がしています。

おそらくそれが、
「真実」であるのが心のどこかで分かるので、その扱い方について慎重になっているのだろうと思います。

そもそも確定的でないネガティブなことを伝えることは、
場合によっては「呪いをかける」ようなことにもなります。

街の占い師さんもあまりネガティブなことを言いませんが、その理由が最近分かるようになりました。

なので、出来るなら本人が気づくのが一番です。

私は、算命学を学びつつ、
まわりの多くの人が、そうした森羅万象の仕組みを知っていくといいな、と思っています。
「占い」を学んでいるわけですが、「占い師」になるのではなく「伝道師」になれたらいいなと思います。

道はまだまだ遠いですが、
まわりの人たちが健やかに行きていく術を身につける手助けができるような知恵と知識を備えていきたいな、と思っています。

そして、
それを頑固な人も含めて、
あるいは懐疑的な人も含めて、
きちんと伝えていけるようになりたいです。

ちなみに、
このところ、
算命学の勉強用に、同じく算命学を学ばれている方とネット上で意見交換をさせていただいていますが、
同じテーマで学んでいると、
そのあたりの前提知識が共通しているので、
そこではある程度言葉にしたりできています。

コミュニケーションにおいて、
共通の言語が必要といわれますが、
算命学も同じでした。

しかし、共通の言語がない人にも伝えられるように、精進しようと思います。

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