金烏玉兎庵

半会と方三位についての考察

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

方三位と半会について気づいたことについて書いておきます。
多少、途中毒舌モードです、特に私のご近所の方は閲覧につきご注意くださいませ。

さて、最近は、猫も杓子も「文章」を公開することができるようになって、
愚にもつかない文章でもって「ライター」を自称する人たちが近所などにもけっこうおられるのですが、

最近は、猫も杓子も「講演」をするようになって、
愚にもつかない話でもって「講師」などと自称する方も増えてきました。

そんな「愚にもつかない」文章や、講演やらではそもそも成り立たないんじゃないの??
…と、思うところですが、

そこが「ご近所付き合い」のすごいところで、
いかに内容がなくても人が集まり、褒めてもらうことができる、

よく「互助会的」と私は揶揄するのですが、
中身がないものを披露する人同士だと、
「お互いさま」なので、
相互に助け合って参加し合う、お金を払い合う仕組みが「ご近所付き合い」にはあって、

そういう馴れ合い・助け合い・褒め合いが、
10年経ってもいっこうに進歩しない、
甘えと惰性でつながるコミュニティを形成している感じがあります。

まぁ、「ひどくまずい店」でも、
「超絶美味しい!」と書いてくれる「地域御用ライター」は便利な存在ですし、
「凡人」に光を当てることも「犯罪の抑止」や「地域活性化」には必要なのですが、

なんていうか、
発展性や感動がない、
薄暗いものを感じます…。

さて、そんなことを友人と話していて、
「そうはいっても、成長よりも“安住したい”人もいるよね」
…と、指摘を受けてハタと気づいたのですが、

いわゆる「方三位」って、こういう世界のことをいうのかもしれません。

方三位とは、季節の地支が勢揃いすることを指し、

春の方三位は寅卯辰
夏の方三位は巳午未
秋の方三位は申酉戌
冬の方三位は亥子丑

…がその組み合わせで、
立体的=縦の成長や飛躍、に向かうことなく、
平面的=横にどんもん広がっていく、

…という行動傾向、
そういう現実をつくり、そういう現実を生きる傾向を形成するのが方三位です。

方三位をもつ人たちというのは、
後天運にも寄りますが、
ベースとしては、行動すればするほど、それは平面的な拡がりを形成し、

そこに「成長できない」という葛藤が生まれないわけではないのですが、
長い人生において、
動いても動いても、いっこうに「成長できない」「発展できない」という現実が続くと、

そもそも、
「成長できる」というのが幻想に思えてくる、
「発展できる」というのは絵空事である、
…というように感じられてくるもので、

その結果として、
30代、40代くらいになってくると、
成長や発展という別世界に向かうのではなく、
現状維持や現状を広く普く広げていくことに向かうことになります。

そしてそれは、
成長至上主義の人たちからは、
「なんちゃってライター」とか、
「なんちゃって講師」とか、
そういう低レベルなことを、恥ずかしいと思うことなくやってしまえる恥ずかしい人…などと揶揄されるのですが、

本質としては、
タテに向かうエネルギーに拮抗する、
ヨコに向かうエネルギーを形成して、
世界のバランスを取る役目、
現状を維持し続けるためのエネルギーという役目を果たしているのだ、ということです。

「現状を維持し続ける生き方」と、
「成長や発展に向かう生き方」というのは、

どちらが正しいかではなく、
生き方、志向の違いであり、

もっと本質的にいえば、
「どちらを目指すべき宿命であるか?」
…ということによってその目指すべき生き方は分けられます。

そして、私がイラっとするのは、
命式に半会や大半会のような発展や成長に向かう要素を持ちながら、
互助会コミュニティで全力でもって現状維持に向かい、「うぇーい🤩」とやっている人。

本質において方三位をもつ人については、
ちょうど今、noteのほうで書いているのですが、
「似た分野の仲間を増やす」感じで広がっていきます。

似た分野の仲間を増やして平面的に広がるので、
その分野、世界において確かさ、盤石さが形成されていきます。

一方で半会のような異次元融合をもつ方が、
狭い世界で平面的に活動すると、
「異次元とつながるための緩さ、大雑把さ」をもって平面的に広がるので、
雑で穴だらけの、つまりはレベルの低い、中身のない広がりとなることになります。

お分かりになりますでしょうか。
半会の人は半会的発展や成長に向かわねば、
そういうことになる、

その矛盾が私から見るととてもしんどく見えるというお話です。

宿命に納音があると、
こうした矛盾にひどく敏感になります。
そして、矛盾が少ない人としか付き合えなくなる感じもまたあります。

…仲良くしてくださっている、全き健やかさを持つ方、ありがとうございます。。

⭐︎2023年9月四週目のマガジンを公開しました🌕
https://note.com/kinugyokutoan/m/mc6ef253617be

⭐︎noteメンバーシップ上級者プランはこちら:https://note.com/kinugyokutoan/circle
月額5000円です🌿毎日3,000文字以上、毎月90,000文字以上更新中📖

※再配信サイトのご案内※New!
再配信用のサイト (別館) を作成いたしましたので、
最初から学ばれたい方は、ご参加くださいませ。

note 再配信:https://note.com/kinugyokutoan2
※再配信は、2020年3月より、 専門科 師範科の内容から書き始めましたその内容です。
更新は、 上級編と同様、 毎日更新となります。

再配信の内容をちらっとご覧になりたい方は、
2020年上半期のマガジンにまとめておりますので、 タイトルなど参考にしてくださいませ。
(タイトルと一部内容は、 無料にてご覧いただけます)
2020年上半期のマガジン:https://note.com/kinugyokutoan/m/m3cfc18c6fb4a

🌷注目記事🌷

8/17 天中殺と人体星図の構造を前提とした調候守護神の使い方、人体星図に出てこない守護神の使い方
https://note.com/kinugyokutoan/n/nca327cf98a9b

8/22 陽占的アプローチで人物を捉える①陰占と陽占の印象の違い、純星・濁星の世間との関わり方の違い
https://note.com/kinugyokutoan/n/n6c7c8c03d00a

7/30 子供の運命の捉える視点① 陽占ではなく陰占、エネルギー値が大きな子供
https://note.com/kinugyokutoan/n/n50245ca9e289

8/1 子供の運命の捉える視点③ 家系のストーリー=家系を知り「自分の現在位置」を知ることの大切さ
https://note.com/kinugyokutoan/n/nadd24ef8953e

7/27 女性の適職範囲の考え方① 女性が働くうえで必要な2つのもの
https://note.com/kinugyokutoan/n/n112c033d0454

7/24 「人生の伸び」を実現するために知る陰占・陽占という鋳型の仕組みと作用①
https://note.com/kinugyokutoan/n/na20eecfe0d31

7/20 男系・女系から捉える適職範囲、男系・女系の別の見分け方、その活躍世界
https://note.com/kinugyokutoan/n/nd370654669f0

7/19 過剰に目立ちたがる質はどのように生まれるのか?そこにある違和感の理由と背景
https://note.com/kinugyokutoan/n/n0ff8fb84b5d2

7/13「本来の陰転範囲で最大陽転」が自動的に起こる事例、壮大な大運天中殺の影響の仕組み 前半
https://note.com/kinugyokutoan/n/n8cb7219d38ff

7/16 結婚相性の深い捉え方・同座婚① 結婚生活・安定感の推移を捉える
https://note.com/kinugyokutoan/n/n03216864dd4b

7/6 誤解の多い「人体星図の北方の星」の意味 後半、北方という老練な質の場所、人間のウラを見つめる
https://note.com/kinugyokutoan/n/nc8ea731f0dbe

7/8「福運・貧運」の事例⑥ 危険な命式のバランスを大きく崩す要素9つの検証の続き
https://note.com/kinugyokutoan/n/n514e2446a1f0

7/4 誤解の多い「人体星図の北方の星」の意味、前半
https://note.com/kinugyokutoan/n/nabd496a7cead

7/1「福運・貧運」の事例④ 忌神が強い、守護神なしの命式の生き方と活躍のタイミング 【お手本】
https://note.com/kinugyokutoan/n/n8a61d7940b8b

6/25 陰占の要素の現象化の仕組み 前半 Aさんの位相法条件がBさんに現象化する3パターン
https://note.com/kinugyokutoan/n/n85b71c7f081a

6/22 陰占の命式を捉える際の旺相休囚死の考え方⑬「死の命式」と客観的・自然の先の逃げ道・活路
https://note.com/kinugyokutoan/n/n18cdf445334f

6/17 格を覚えるより、命式を分解して理解する技術を身に着けるほうが大事な理由、納音・律音・大半会
https://note.com/kinugyokutoan/n/n28e63e988a4b

6/15 対冲の仕組みが分かる、環境に動乱を呼ぶ子午双包格
https://note.com/kinugyokutoan/n/n2072aae43178

⭐︎各天中殺の生き方について、
知っておくべき基本的な内容の記事をまとめました🌿
重陽の日のお祝い価格、3333円です。
https://note.com/kinugyokutoan/m/mfa6bb7348d9a

モバイルバージョンを終了