金烏玉兎庵

箕輪厚介さんと中央天剋地冲

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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先日、東方の天剋地冲について書いたところ、
それに関連して、中央の天剋地沖はどんなことが起こるんですか?
…という質問があり、ちょっとそれについて書いておきます。

中央天剋地冲といえば、
いわゆる「宿命消化」の審判の時期である大運六旬目が有名ですが、
年運でもふつうにめぐります。

例えば、箕輪厚介さんという編集者?実業家?の方がおられますが、

飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍されていたこの方が、
セクハラ訴訟を起こされて、
それに対して反論した動画が迷惑系 YouTuber のようだと評判を地に落とし、
活動範囲をかなり縮小することになられたタイミングが、まさに年運で中央天剋地冲がめぐるタイミングで、

そんなふうに「自分の基盤」が壊れるのが「中央天剋地冲」のタイミングといえます。

ちなみに、
その箕輪さんという方について補足すると、

真面目な人生を生きているような人から見ると、
箕輪さんというのは、ちょっと「やばい」感じがあり、
実際、やっていることも言っていることも「やばい」ことも多いのですが、

世の中には、
いかに「やばい」ことでも、
本人がそこに信念を持ち、自分の独自路線を揺るがすことなく突き進むことで、
評価され、お金を稼いで活躍し、大きな存在感を発揮できる人というのがいて、
箕輪さんはそういうタイプの人なのです。

その意味で、
ああいう「やばさ」を追いかけ真似をすれば、
自分もあんなふうになれる‥などと思わないほうが良いように思います。
ふつうの人があれをやると、ふつうに「変な人」になるような。

ちょっと具体的に説明すると、
この方は以下のような星図の方なので、

★車庫
司調貫
報牽恍

基本的に、自分の信じるところである「信念」さえ揺るぎなく確立されていれば、
その「信念」が他人から見ていかにおかしなものであったとしても、
それをもってお金を稼ぎ社会に出ていくことが出来る方です。

実際、その「信念」は、
「他人からは理解されない、特殊な感性、特別な完璧主義」を木生火と強め、
かつそこには理屈がまるでない(龍高星、玉堂星がない)ので、
余程、相性の良い人にしか理解されないのですけれど、

それでも、その信念を突き進むことが、
この人にとってはお金になる、評価になる、
そういうエネルギー人なので、

ああいった「はた目に理解されにくい」ことをしても、
それがそのまま評価にあるのであって、
そうでなければ「単なる変な人」になりますよ、ということです。

人生というのは、人それぞれ「その人物に応じた生き方」というのがあり、
だいたいにおいて「人のまね」をして良いことはありません。

唯一あるとすれば、
同じ要素が持つ人物がいたとして、
その「要素」の使い方について見習う、真似をするのであれば多少役立つことがあるかもしれませんが、

算命学の要素は一つとして「単体で成立する要素」はなく、
様々な要素が絡み合って成り立っているので、
なかなか「まね」も難しく、
やはり「人まね」をすることなく「自分の生き方」をするのが良いのだろうと思います。

なお、中央の天剋地冲の話に戻せば、
中央の天剋地冲というのは、
「自分らしい、自立した生き方」が出来ていればダメージは少ないといわれます。

その意味で、
中央の天剋地冲で何かが大きく崩れたら、
それは「自分らしくないもの(およびその原因)」が壊れたということで、
「自分らしく生きましょう」というサインと受け取るとよいと思います。

箕輪さんでいえば、その中央天剋地沖は、
テレビ出演の自粛と「NewsPicks Book」編集長の退任につながったわけですが、

秋の大地の命式に、太陽がなく、灯火すらもない命式で生きていくなら、
それでよかったのではないか?と思いますがどうでしょう。

ちなみに、箕輪さんはそのタイプの人ではないのですが、
(案外と、といっては失礼ですが、この方はそれなりに苦労をされていると思います)

世の中には、
「要領の良さ」だけでもって生きていけているように見える方がけっこうおられます。

「調子の良さ」でまわりに合わせ、
「おいしいとこ」だけをかいつまみ、
「大事な見せ場」にチャンスをもらって、
楽々と人生の階段を昇って行っているように見える方。

そういう人の人生は、だいたい40代で暗転します。

その意味でも、箕輪さんの「ラクそうに見えるところ」だけを追うと、
若いうちこそ楽々と人生の階段を昇って行ける感じがあったとしても、
きちんと苦労をしておかないと、40代で大きな壁にぶつかって、人生が暗転することにもなります。

ある程度の年齢になった人がまわりを見回せば、
そうしたことがくっきり分かるんじゃないかな?と思いますがどうでしょうか。

⭐︎2022年11月三週目公開分
https://note.com/kinugyokutoan/m/m24d57c611672

10/19 命式詳解「重大な現象」につながる複数の要素、大運天中殺陽転が終わらない事例
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10/10 禄存星・司禄星を知る、なぜ禄存星・司禄星の大運は人生のハイライト・集大成なのか?
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9/28 天将星を持ちながら、天将星を発揮できない宿命的要素 前半
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9/18 【重要】正夫・正妻の関係と偏夫・偏妻の関係の根本的な違い、正母・偏母にも応用可
https://note.com/kinugyokutoan/n/n71c70a1decca

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