金烏玉兎庵

「山籠の業」について思う

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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島田陽子さんが他界されましたね。

ちょっと気になってWikipediaを見ていたら、
内田裕也さんと不倫をされていたそうで、

裕也さんも樹木希林さんと離婚してこの方と結婚するつもりだったのが、
樹木希林さんに離婚無効の訴訟を起こされて離婚できず、
結局、島田陽子さんと内田裕也さんは結婚できなかったのだそうです。

さて、そこで気づいたのが、
この方、「参籠(さんろう)の業」の干支をお持ちなんですよね。

「参籠の業」というのは三業干支の一つで、
「参籠」というのは、神社・仏寺などに、ある期間こもって祈願することなのですが、
あたかもそのように、神社仏閣にこもったまま身動きが取れないような人生が暗示されます。

身動きが取れない、自由のない、思い通りにならない状況にあって、
それを神の意志と受け止め、その状況に甘んじつつ、
精神を向上させること、精神を鍛錬していくことが望まれる業であり、

その業を破って自由に生きることに向かう、
無茶をして思い通りにするなどすると、
神の怒りを買って、身の破滅を呼び寄せる、といわれます。

先日、安倍元首相の命式にある「傷体の業」について思いを巡らせて以来、
三業干支が気になっているところですが、

なるほど、この方が、不倫とはいえ相思相愛でありながら、結婚できなかったのは、
この参籠の業の影響もあるのかな、と思いました。

さらにいえば、
様々に借金や金銭トラブルなどがあったといわれますが、
このあたりも、
有名になり、お金も稼げるようになった先に、
「自由を謳歌する」ことが出来る環境を得てしまった結果、

この参籠の業の作用が発動し、
「身動きが取れない状況」に陥っていたのであろうと拝察します。

参籠の業の干支は、戊戌と戊辰という「陽土の専気干支」なのですが、

戊土=陽土とは、神界を意味し、
そういう「神のおわす場所」が山であり、
その山が重なる、つまり神界である山奥にこもるべき業がこの三業干支であるということなのだろうと考えます。

その山から勝手に出てきて人里に降り立ち、
自由に動こうとすると神の怒りを買うということ。

そういえば、
愛子様と悠仁親王は、日干支にこの三業干支(戊戌)を、
眞子様は月干支にこの三業干支(戊辰)をお持ちですが、

なるほど、皇室という神界ともいえる場所に「役目」をお持ちの方は、
こうした干支を備えてお生まれになるのだな、と、
干支の神秘に感じ入りました。

なお、三業干支は、強弱に差こそあれ、
命式のどこにあっても作用があるといわれます。

よってもし、この参籠の業の干支をお持ちの方で、
「思い通りにならない現実」に苦しんでおられる方がおられましたら、

ぜひその状況を受け入れつつ、 精神を向上させること、精神を鍛錬していくことに取り組まれるとよいのだろうと考えます。

「三業干支」というものについて補足すれば、
三業干支は、高尾宗家が多くを残すことなく他界されているのですが、
これは現代において算命学を担う私たちに遺された宿題と考えています。
よって、折に触れて、考えていきたいと思います。

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