金烏玉兎庵

人気業種の凋落と企業文化の変化

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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本日の日経に、
「銀行人気、今は昔」という記事がありました。
こちら:https://www.nikkei.com/nkd/industry/article/?DisplayType=2&n_m_code=154&ng=DGKKZO78745980U1A221C2FFV000

「就職人気企業ランキングによると、2013年に卒業した学生の調査では上位10社以内にメガバンクの3行が入っていたのに対し、
22年卒はゼロだった。17年を最後に銀行は上位10社から姿を消している。」

…のだそうですが、
銀行の内側にいると、なんとなく2013年くらいからそういう気配を感じ始めていて、
「銀行員です」と名乗ることが必ずしもプラス評価を引き出さないことは肌で感じていたので、
大して驚きはありません。

とはいえ、
個人的なことでいえば、
自分の「キャリア」はいずれも自分の人生の構築には一つ一つ役立っていて、
別に「人気業種」であるかにかかわらず、自分にとっては必要なプロセスであったな、と感じています。

ちょっと自分のキャリアを振り返れば、
新卒で損保の会社に入ったことは、今に続く財産(今でいう「お宝保険」)につながりましたし、
その後、不動産会社で働いたことは、「働くこと」と「収入」が比例しない現実や、「超リアル富裕層」との接点ができたという意味でとても有意義でした。

銀行はといえば、そういう経験とは対極の、「理不尽にして前近現代的な環境」を長く体験することになったのですが、
そういう「困難な体験」があったからこそ、
個人としての人生、自分の心を大切にすることに向かうことが出来たのだろうと思っています。

ちなみに、もう少しその「理不尽にして前近代的な環境」から得たものを挙げれば、

蓄財ができ(忙しくてお金を使う暇がなかったので)
金融知識が身に付き、(金融関連資格を山ほど取らねばならなかったので)
家を買うことができ(リアルにローンを組む人たちを目の当たりにできたので)

事業のストラクチャーを肌で学んで「継続的な事業」の在り方を知り(証券化のスキームを実体験できたことは貴重でした)
投資家の考え方、銀行の考え方、事業家の考え方を統合して活用できるようになったことは、
「個人」として自分のやること・やりたいことを人生において展開するうえではとても役に立ったと思っています。

これはつまり、
「理不尽にして前近代的な環境」という極めて大きな負の側面から得たものは、
その負の大きさに見合うだけの大きなものであったということで、

結局のところ、この世界が陰陽のバランスの上で成り立っているということは、
「大きな負」の分だけ「大きな正」を得られるということなのだろうと思います。

そして、その正負の循環をめぐる、その正と負がそれぞれ大きなものであればあるほどに、
人生は豊かに次元を上げていく。

なお、「人気業種」に望まれるタイプの人、活躍する人と、
「不人気業種」に望まれるタイプの人、活躍する人、というのは別です。

同じ会社であっても、
「人気業種」の時期に望まれるタイプと、「不人気業種」の時期に望まれるタイプは別です。

これも昨日、noteに書いた仕組みが背景にあるのですが、
仕組みはともかく現象だけを言ってしまえば、

人気業種の時期には力強い人、身強寄りの人が求められやすく活躍しやすい一方、
不人気業種の時期には従的な人、身弱寄りの人が求められやすく活躍しやすい傾向にあります。

※あくまで「大きな枠組み」の考え方なので個別具体的な就職・転職にあたっては個別にご相談されますよう。

少し具体的なことを言えば、
人気業種の時期には、多少強引な人、パワハラ・セクハラなども多少まかり通る感じがあるのですが、
不人気業種の時期には、強引な人やパワハラ・セクハラをするような人は淘汰されていきます。

実際、銀行などは、特に理不尽な強引さやパワハラ・セクハラなどに厳格になり、
柔軟な人や従的な人が活躍されるようになった感じがあります。

時代の要請、というのもあるでしょうが、
「不人気業種」への凋落が、厳格化につながっていることは否めないように思います。
これも法則の一つです。

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