金烏玉兎庵

自分のルーツを好きになると安定します

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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「自分の住所を書くとき、いつもときめきます。」

などというとおかしな人だと思われそうですが、

私はけっこうトキメキます 笑

 

「神奈川県」の「神奈川」は、
神奈備神道において神様の依り代を示す言葉であるように、
「神様が宿る川」という意味があります。

川崎市」の「川崎」は、その川の前(さき)、
中原区」の「中原」は、古事記にでてくる「葦原中国」に通じ、
古代史が好きな人にとっては、
書くだけでときめく地名ということになります。

 

ちなみに、
東京都の「東京」は、「東の都」。
なんとなく雅な感じがします。

 

千葉県の「千葉」は、桓武天皇の血を引く関東の名族千葉氏に由来し、
妙現様を厚く信仰し、千葉氏の月と星の家紋が千葉神社の紋章になっています。

 

自分の住む場所や生まれた場所の地名のルーツを探るのは面白いことに加え、
様々にあるルーツの中で、
お気に入りのルーツを見つけておくと、
自分の住む場所への愛着や信頼が増します。
(ルーツは諸説あるのが一般的なので、その中で自分が気に入った説を採用する感じです。)

 

住所だけでなく、
自分の名前のルーツや会社のルーツなども掘り下げておくと、
その「名前」に対する愛着や信頼が自分に返ってきて、
支えになったりします。

 

たかが名前、と思われそうですが、
自分のアイデンティティや立場を安定させる上ではけっこう有効です。

 

前に「自らの足を食う」🐙ということを書きましたが、自分の住所や名前、会社の名前を好んでいない場合、書くたびに違和感や嫌悪感を感じ続けることになるわけで、それは、「自らの足を食う」と同じようなことになり、いずれどこかで足場が崩壊したりします。

 

自分の顔の造形とか体型にも同じことがいえて、
全部が全部まるっと自分のすべてが好き、
といえる人ばかりではないかもしれませんが、
どこか一つ、
「ここがチャームポイント」
といえる箇所を自分の中に見つけておくと、
自分が安定することにつながります。

 

今朝書いた、
「自分を好きになる」
ということについて、
どうすればいいのか?
という質問を頂いたその答えは、
そんな感じで自分の住所や名前、体の部位などに好きなものを積み重ねていくと良いかな、と思います。

 

ちなみに、
私の名前にある「奈」の字について、
とあるお母さんがその文字を含む娘の名前を説明するときに、
「“奈落”の“奈”です!」
と説明されていて、それはちょっと怖い説明だな、と思いました。

 

娘さんが自分の名前を説明するときにも、
「私の名前の“奈”は“奈落”の字です」
などと説明することを想像すると、
切ない気持ちになります😢

 

「奈」はもともと「からなし」という果物で、紅林檎🍎の意味です。

字の形でいえば、「大きく示す」と書き、「奈」が火性の字であることから、
南座において「大きく示す」という役割を持つ、という読み方もできます。

 

文字には様々な意味とルーツがあるので、これも自分の好きなルーツや意味を自分の中に溜めていくと、自分を好きになることに通じ、安定します。

 

住所や名前などについて書きましたが、
自分の宿命や星図も、
良いところ、良い解釈を見つけておくと、「お守り」みたいになります。

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