金烏玉兎庵

組織に向かない人の話

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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前に、
やたらと社員に話しかける警備員に違和感を感じていたら、ある日突然その警備員がクビになった話を書いたことがあります。
それと同じような風情で、ちょっと浮いていた方が今月、2ヶ月で異動になりました。

 

命式的に、
その人が組織に向かないのは気づいていましたが、
組織の判断は想像以上に素早くてちょっと驚きました。

 

組織に向かない命式というのがありますが、
そういう人が組織で働こうとする場合、それと自覚していないとなかなか生きづらくなります。

 

自覚さえして、
ある程度コントロールしていれば組織で働くことも難しくはないのですが、
自覚していないと間違いなく浮いてしまう人というのがいます。

 

そういう人は、
それと認識している上司の下で、
そういう人にしか出来ない役割を果たすと組織の中でもピカピカに光るのですが、
なんの前触れもなく「普通の人」として組織に入っていくと相当苦しいことになります。

 

その手の命式の人から、
「自分は優秀なのになぜ出世できないのか?」
「自分の方が適任なのに、なぜ自分は選ばれないのか?」
という相談を受けることがありますが、

客観的に見れば明らかで、
その集団の中でその人が目立ちすぎる、
アピールしすぎる、
自己主張しすぎる、
その結果、輪を乱し、集団の機能を損なってしまうことが原因です。

 

それでもたまに「合う上司」、
そうした動きを面白がる器の大きい上司というのに出会ったりして、
なんとなくうまくいってしまうこともあるので本人は、
「相性の合う人が少ないだけ」とか
「自分を評価できない上司が悪い」とか思ってしまい、
当の本人が組織のdestroyerであるという自覚なく生きていってしまいます。

 

「しまう」「しまう」と重ねて書きましたが、
これは本人にとっては決して幸せなことではありません。
なぜなら、自分が光るかどうかを他人任せ、運任せにしてしまう生き方だから、です。

 

ちなみに、
きちんとコントロールできると、
そういう人は普通の人よりもずっと活躍したりします。
そういう組織の枠を超えて活躍できる人たちが、無理やり組織の中で生きようとするとなかなか苦しい、というお話です。

 

自覚して、気をつけさえすれば滞りなく組織の中で丸く生きていけます。
組織に向かない適性の人が組織で生き続けることが幸せかどうかは別にして、
そういう「処世術」もあります。

 

なお、星の配置やめぐりが良いと、
コントロールしなくても環境に恵まれ続ける、ということもあり、
気にせず自分の道を突き進んだ先に学べることや開ける道というのもあるので、
何が何でもコントロールしなければならないわけでもありません。

 

先に挙げたその人は、
様々に難度の高い資格をお持ちなので、
組織の中でも和を必要としない然るべき部署で活躍されそうです。

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