金烏玉兎庵

中殺を生きる際に意識すべき反転

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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先日、noteのサークルに参加されている方から、

「岩崎恭子さんは宿命二中殺なのに、幸せそうなのはなぜでしょう?」
というメールをいただきました。

いや、中殺がある人が不幸だなんて、
私は書いたことがないですけど?
…と思いつつ、そう返信したのですが、

案外と、いまだに、
中殺があると不幸、という印象の人っているのかしら??
と思ったので、本来note内に書くべきですが、公開のほうで書いておこうと思います。

さて。

先日、対孤独用分身コミュニケーションロボット「OriHime」の開発者である吉藤 健太朗さんが引きこもりで、友達がまるでできなかった、という記事を拝読したのですが、
こちら: https://toyokeizai.net/articles/-/434466?fbclid=IwAR0SaZAq2hX5rfix-tqJ6EuGnK3GVSlccQEUKzsDxpie-wKEqFOkbt_iy18

その際、この方も、中殺がある人だろうと思ったら、生月中殺がある人で、やはり、と思いました。

なぜ「やはり」かといえば、
生月中殺の人というのは、自分の居場所がまるでない、
というような場合にも大きく稼働するものですが、
この人も、そういう経験を経ての成長、発展であったからです。

中殺がある人で不幸な人というのは、
だいたい「ふつうの生活」の中で「ふつうの友達」をつくろうとしているものです。

あるいは、
「ふつうの仕事」「安定した仕事」「みんなにすごいといってもらえる仕事」
などを目指している中殺のある人というのは、

「ふつう」に見えてちょっと変な仕事とか、
「安定」しているように見えて実はまるで不安定な仕事とか、
「すごい」といわれるけどその「すごい」の意味がちょっと違う仕事とか、

…そういうところに行き着く傾向にあり、

だいたいそういう「ふつう」とか「安定」とか「みんながすごい」とかいうものを目指しているような中殺のある人は、

まるで進んで落とし穴に飛び込むかような人生を歩んでいるように見えるもの。

そこに落とし穴があるのだから、
その穴を避ければよいのに、

なぜか全力で穴に向かって飛び込んで、
穴の中で我に返る、
…みたいな中殺のある人を、何人も見たことがあります。

なぜ、そういうことが起こるのか?
ということをシンプルにいえば、

中殺がある人は、
枠のない世界のない世界の中で現象が反転するから、ということになります。

具体的にいえば、

中殺がある人は、
「ふつう」の人とは異なる選択の中にこそ発展の道があり、
「非難されそう」な仕事が賞賛を呼び、
「嫌われそう」なことの先に友人が出来、
「不安定」を選ぶ先に安定があります。

極論を言えば、
「あぶなそうな方向」こそに花道がある、といえますね。

「不安定」を選ぶ先に安定がある、などといって、ふつうの人には理解できにくいと思うのですが、

エネルギーが拡張し、枠組みや足場を失うと世界の仕組みが反転する、
というのは、物理の仕組みを眺めれば理解できるところと思います。

…といいつつ、
最新の物理学で説かれることは、
たとえそれが物理といわれても簡単に理解できるものでもないですが、

それでも、
中殺がある人は、そういう「ふつうの人の価値観と異なる選択」をすることによって、
それを体験的に検証・証明することができるだろうと思います。

さて、岩崎恭子さんが、宿命二中殺がありつつなぜ幸せなのか?

…といえば、

小学生のうちから全国区で活躍し、「近所のふつうの友達」の枠組みの中で生きることをしなかったこと(出来なかったこと)、

オリンピック金メダル獲得後も、基本的にメディアに対峙し海外に身を置くなどして、
「小さな世界で誰かとつるんで何かをする」と
いうのとは異なる、広い世界を自分軸で生きていること、

さらにいえば、「結婚し子供が出来た」ことで「ふつう」の枠組みの中に入りそうだったところ、
離婚によりそこに入り込まなかったのも良かったのだろうと思います。
日本の女性は結婚により失う自由がとても多いからです。

こうして書くと、
そんな「非常識なこと」は出来ません、
などという方がおられますが、

そもそもの話をすれば、
世の中の、現行法や現代社会において、
正しいとか良いこと、とかいわれることが、
ほんの100年前、戦前ではまるで正しくもなく良くもなかった、
…ということが往々にしてある、

ということに思いをいたせば、

すべての人が「ただいま現在のふつう」で生きるのは無理があるわけで、
現行法や常識とは異なる、
物理的に正しいことや、思想的に正しいこと、
経験的に正しいことや、芸術的に正しいこと(例えば黄金比とか)、
といった、「宇宙の法則的に正しいこと」、

その中には、
「自らの全き思いに忠実に生きる」という正しさも含まれるわけですが、

中殺のある、枠組みを持たない人たちは、
そういう「ただいま現在のふつう」を越えて、
「宇宙の法則的に正しいこと」、
「自らの全き思いに忠実に生きる」ということをすることが望まれ、

その先にこそ、安定とか充実とか幸せがあるのだろうと思います。

「誰か」のご機嫌をとろうとか、
「誰か」に好かれようとか、
少なくとも、そんなふうに他人に軸を置いていては、
中殺のある人なりの生き方、

中殺をもちながら安定的に健やかに生きる、ということにはなりにくいのではないかな?と思います。

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