金烏玉兎庵

気図法、八門法について思うこと

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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昨日ふと思い立って、気図法と八門法を見直していました。

後天運が人生の流れを見るものだとすれば、気図法・八門法は自分の生きるパワーの傾向が分かります。

 

ドラクエに例えるなら、
HP、MPのバランスや増える傾向、身につけられる技や呪文、闘うのに有利な相手などが分かる感じです。

 

これらは基本的に生涯変わらないものなので、
(後天運での増減はありますが)
知っておくと便利です。

 

自分に何が期待でき、何が期待できないか。
どこにアクセルがあり、どこにブレーキがあるか。
そういう傾向が分かっていると、物事の選択が容易になりますし、どこに向かうかを決めるときに世の中の「常識」に惑わされることも少なくなります。

 

こうしたことは、現実にある程度の執着心を持って、堅実に足場を固めながら生きていける人からすると、不思議な世界に見えるかもしれませんが、
戊亥天中殺で現実が虚になっていたり、
従星に精神性の星が多い人などにとっては、
そもそも現実に立脚しにくく、現代社会においては迷いを生じがちでもあるため、こうした指針は有効に使える気がします。

 

私みたいに、ドラクエのようなRPGに馴染みのある人であれば、割と面白く使えるツールである、ともいえるかもしれません。

 

なお、もう少し算命学っぽい説明をするなら、
人間は誰しもが因縁を持って生まれてきているもので、
因縁は性質の偏りや生き方の矛盾として現れるものですが、
命式というのはそうした因縁を示すものであり、
人間はその因縁を消化しながら生きることで健やかに恵まれた人生に向かうことができるものなので、
消化をする際は強い星から順番に消化していくことが望ましく、
そうした消化の流れを示すものが気図法であり八門法である、
…という言い方もできます。

 

あまり若いうちにこうした型を知ってしまうと自分の経験の幅や可能性を制限してしまう恐れもあるように思いますが、
35歳か、40歳を過ぎた方であれば、
こうした型を知ることで、自分が目指したかった道に向かう後押しを得られる、ということもあるのではないかと思います。

 

ちなみに、気図法や八門法を丁寧に見返していると、人間も自然の一部なんだな、ということがよく分かります。
自然に調和し、自然の流れに沿って生きることの尊さを感じることができるようにも思います。

 

陰占や陽占のさらに先にあるこうした見方は少し難解で、丁寧に触れているブログは少ないのですが、きちんと読めるととても意義深いです。

 

なお、八門法において気図法の数値をそのままもっていく流派?というのもあるようですが、私は人体星図に現れる干のみを採用することを先生からは勧められました。
これについては、他の先生にも教えを請うて、検証してみようと思います。

 

余談ですが、
私は龍高星があるのであちこちの先生に教えを請うていますけれど、玉堂星の強い方は一人の先生に徹底的についていくほうが良いといわれます。
その意味では、玉堂星の方は一流の先生につく必要があります。

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