金烏玉兎庵

何を寄る辺として生きるのか?その寄る辺が人生のスケールを決める。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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アップルウォッチを買いました。
腕時計というものを久しく使っていなかったのですが、
このところ、「読みたいけれど積んでいる」本がたまりにたまってきて、もう少し生活を高密度にしていこうと思ったのがその理由です。

日々の生活と勉強と運動とのバランスを取りながら、
かつそれらをきちんと一日の中に織り込んでいこうと思ったときに、
しっかり測定していくというのは案外と効果的なのではないか、と考えた次第。

さらにそこに、
算命学でいうところの日々の位相法とかテーマとかを組み込んで、意識的に過ごしてみたいな、と考えたりもしています。

生活と勉強と運動をきちんと組み込んでいく、ということをいうと「それは良いですね!」と多くの方に共感いただける一方で、
算命学の位相法やテーマを日々組み込んでいく、ということをいうと、「それはたいへんですね」と多くの方からネガティブな反応が返ってきます。

そしてそのネガティブな反応をされる方々の言い分の多くは、
「自分ではない何かに支配を委ねるのか?」
「占いのようなものに人生を明け果たすのか?」
といったもの。

こういう考えを私は否定しません。

けれどおそらくは、
「自分で自分をコントロールしている」と思っている人の多くも、
実際ところは「自分ではない何か」に支配を委ねているわけで、
その「自分ではない何か」というのが、
自分の良く知っているものか、自分が良く知らないものか、だけの違いではないかな、と思うのですがどうでしょう。

そもそもですが、この世界において「全き自分」「自分個人」の裁量のみで生きている人などおられません。

サラリーマンなら、上司の意図や会社の意図に自分の支配を委ねていますし、
自営業でも、業界団体やお得意様の意向、そうでなくても社会全般の影響というのを少なからず受けるもの。
資産家で働いていません、という場合にしても、自分が属するソサエティのルールの支配を受けていますし、
学者や芸術家と呼ばれる人にしても、自分が信じるもの、自分が志向するものへのその道筋に導かれるためには推参する姿勢というのが不可欠です。

つまり、
この世界で生きていくということは、常に何かの影響下・支配下にあるということであり、

そこにある違いは、
目に見える、手の届く範囲にいる存在の、社会的なルールや支配に従うのか、
それとも、目には見えがたい、広範囲の、宇宙における力学や法則に従うのか、
というだけのことであるということです。

人間は常に何かの影響下・支配下にある、ということが算命学ではくっきりと示されていますね。

自分だけの人生なら、日干支だけあれば良いのです。
そうではなく、月干支があり、年干支があって命式となるということは、
人間が常に何かの支配下にある、影響下にあるということを示しています。

「支配下」「影響下」と書くとなんとなく息苦しい感じもありますが、一方でその何か、つまり環境に、支えられているという面もありますが、
いずれにせよ、生きていくためには「何かしらの支配」「何かしらの影響」、あるいは「何かしらの寄る辺」ともいうべきものが必要なわけで、

その「寄る辺」として何を選択するのかだけのこと、ということです。

算命学の位相法やテーマを日々組み込んでいく、というのは、
その目には見えがたい、広範囲の、宇宙における力学や法則に従う、
その「目には見えがたい、広範囲の、宇宙における力学や法則」を寄る辺として選択する、ということであり、

私の感覚としては、
上司の意図や会社の意図に自分の支配を委ねるとか、
業界団体やお得意様の意向を斟酌するとか、
自分が属するソサエティのルールの支配を受けるとかいうよりは、

算命学という「目には見えがたい、広範囲の、宇宙における力学や法則」を拠り所とする方が自由であると感じる、ということです。

面白いもので、
自分が「寄る辺」とするものの規模で自分自身の人生のスケールというのが定まります。

スケールが大きい方が、動ける範囲は広がり、より自由度が高いように感じられるような気がするのですがどうでしょうか。

…ということで、私は、
算命学でいうところの日々の位相法とかテーマとかを組み込んで、意識的に過ごす、ということのために、
今回、アップルウォッチを採用したというお話でした。

アップルウォッチをどう使うかということについてはおいおいどこかで書こうと思います。

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