金烏玉兎庵

トップが後天運に応援されると会社の業績がうなぎ上りになる話

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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私が自分のキャリアの中で恩義を感じている人というのを一人挙げるなら、住友不動産の社長であった高島 準司氏であろうと思います。
OLから「もっと広い世界を」と志したときに、「広い世界」を広げてくださったのが、高島社長でした。

今はどうか分かりませんが、
当時の住友不動産というのは、月に二回、高島社長が事業部の会議に参加され、その会議には一兵卒の社員も含めて参加でき、
取得する用地の選定からビルのデザイン、ビルの名前の決定などがされていくプロセスをつぶさに知り学ぶことができる会社でした。

「若い女性社員」というのは、よく飲みにも連れて行ってもらえたもので、
セクハラという言葉もまだ馴染みのない世の中で、
ある面では「セクハラ」的な発言などあったようにも思いますが、
一方で「女性」としての恩恵や役得のようなものもあり、その意味ではバランスがとれていました。

大手企業からベンチャー企業、国の省庁、外郭団体などのトップレベルの方々と仕事をする、
ふつうのサラリーマンでは考えられないような水準の報酬をいただく、ということを20代の頃に経験できたことは、
私の人生において、大きな意味がありました。

もちろん、良いことばかりではなく、
組織と自分の距離感・上司と自分の距離感というのをピラミッド的に捉えることができなくなったとか、
(偉い人とフェアにお話しすることに慣れていると、銀行のようなピラミッド組織には馴染めません笑)
お金のスケールが大きくなりすぎて、日々の収入に感謝しにくくなったとかありますが、
(給与明細を見る、ということがまるでなくなり、お給料をありがたがる、ということがなくなりました…)

それも含めて、「広い世界」、つまりは生月中殺が活きる環境を与えてくださった高島社長に、私は心から感謝しています。

さて、その高島社長(直近の役職は会長)が昨年、御年89歳にして他界されました。
高島社長というのは、「住友不動産中興の祖」といわれ、1994年から2007年まで社長を務められた後半(2007年3月期まで)は10期連続の増収増益を達成されました。
(ちなみに私が同社に在籍したのはこの10期連続増収増益の期間の後半で、高島社長が社長職を退かれたのちに転職しています。)

その功績その他が、いかに宿命を活かされてのご活躍であったかはとても一日では書ききれないのでここでは割愛しますが、
略歴を拝見していて、その足取りが、まさに『10期連続増収増益を達成された「中興の祖」』になるべくしてなったのであろうと思えるものであったので、
それについて紹介しておこうと思います。

具体的には、入社、昇格のタイミングが見事に東方が開くタイミングと一致しておられます。

1954年4月 住友石炭鉱業株式会社入社
→ 東方比和・自刑(天中殺)

1971年9月 当社入社
→ 前年東方大半会・中央納音、当年西方大半会

1979年6月 取締役
→ 東方支合・西方半会(天中殺)

1983年6月 常務取締役
→ 西方支合

1985年6月 専務取締役
→ 東方害

1986年6月 専務取締役(代表取締役)
→ 東方半会

1991年6月 代表取締役副社長 
→ 東方半会・西方支合(天中殺)

1994年6月 代表取締役社長 
→ 東方支合・西方半会・中央天剋地冲(司禄星年運)

2007年6月 代表取締役会長 
→ 西方半会

新卒で入社された住友石炭鉱業は、天中殺での入社だけに同社で全うされることはありませんでした。
どういう取り決めで住友不動産に移られたか分かりませんが、
1971年に住友不動産に移られる前年に東方が大半会・中央納音であるところを見ると、
移籍は前年に決まっていて、そのタイミングで過去を打ち捨て大きく前進する方向に向かったものと思います。

そして1979年東方支合のタイミングで取締役へ。
1985年の東方害で専務取締役に昇格されてそのままであれば「思い通りにならない」ところ、
すぐに翌年の東方半会で仕切り直しかのように1986年に代表権のある専務取締役となっておられます。

1991年の東方半会で副社長になり、そこが天中殺中であったと思ったら、
天中殺を明け、巡航速度に戻る3年後の1994年の東方支合、西方半会のタイミングで代表取締役社長へ。

ちなみに、住友不動産というのは基本的にストックの事業ですが、社長就任のタイミングが司禄星の年運であったことも絶妙としかいいようがありません。

いかがでしょうか。
活躍する方、出世魚のように昇進・昇格を重ねる方というのは、かくも後天運に応援されるものなのか、と驚愕を通り越して感動するばかり。
そして、そういう後天運に応援されたトップであったからこそ、10年連続増収増益、上場企業にして13年にも及ぶ長期にわたる社長職を務めることができたのであろうと思います。

占い師に相談していたのではないか?とすら思えますが、それでもなかなかここまで順当にいくものではありませんね。
昨日、「成功」には後天運も大事だということを書きましたが、これもそうしたことの証左の一つといえます。

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