金烏玉兎庵

騰蛇型の二つの姿 苦労して人間が練れた後に発展する人たち

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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このところ、
「消えていくひととばかり仲良くなる人」
「ダメな人とばかり仲良くなる人」
というのがいるな、ということについて、
なぜだろうか?と算命学的な理由を探していたのですが、
その一つに「騰蛇型」というのがあるのではないか、という仮説を得ました。

騰蛇型の人の多くは、例えばいろんな人と知り合っても、
自分が優越感を感じられる相手、自分が中心になることができる相手といることで心地よさを感じるので、
そういう「自分を優位に立たせてくれる相手」「自分を持ち上げてくれる相手」との関係ばかりを深めてしまっているように見えます。

いってみれば、
自分が主役になれる相手を厳選して付き合う、
とでもいうか。

こうしたことは、その人のまわりにいる人たちを眺めれば、ある程度すぐに分かります。
なんだか活躍している感じだな、と思って眺めてみると、そのまわりには、子分みたいな人しかいないとか、
ちょっとあれ?と思うような「格差」がある人ばかりいる、とか。

このあたりは自分でも、
今自分を取り巻いている人たちと、かつて自分がともに過ごした人たちを見比べてみれば、
面白いほどにくっきりとその差が分かるということもあるだろうと思います。

騰蛇型というのは、組織の長に向くとか、大政治家に向くとか言われますけれど、
自身の研鑽を怠り、ラクな道ばかりを選んでいると、格下ばかりを従える、
さらにいえば、「消えていく人ばかりとつるみ続ける」、いうことになる気がします。

よって、自分を振り返って思い当たることのある騰蛇型の方は、ちょっと改めてみると良いかもしれません。

一方、騰蛇型の人に出会ったときに、
その人がその大物然とした様子に見合う立派な活躍する騰蛇型なのか、
それとも「消えていく」「ダメな人」とばかり仲良くなる騰蛇型なのかを知ろうとするなら、
そのまわりにいる人、どんな人と仲良くしていて、例えばFacebookなどでどんな人が「いいね」をしているかを見ていると、その様子が分かったりしますね。

騰蛇型の方には多少厳しめの内容ですが、
「組織の長や大政治家」に向くエネルギーというのは、そもそも練られていなければ役に立たないもの。
そもそも騰蛇型というのは中央のエネルギーなので、それを取り巻く四方のエネルギーを身に着けて初めてその本領を発揮できるものでもあります。

困難・試練を通過しない天将星が使い物にならないのと同様に。
四方を備え、練られていない騰蛇型というのも、役には立たないということです。

その意味では、
騰蛇型のひとはなるべく多彩な経験を経て、
ある程度苦労しながらも、成長に向かうのが良いのだろうと思います。

ちなみに、
騰蛇型というのは、そもそも芸能界に向く感じはないのですが、
活躍している騰蛇型の芸能人というのは、何かしらの苦労を経て、「苦節〇年」のようなプロセスの後に、
騰蛇型らしいエゴが透けて見えながらも、ある程度うまくそれをコントロールしながらまわりへの配慮や影での努力、あるいは目下への思いやり(子育てなど含む)を備えた先において活躍の機を得ている感じがします。

例えば、『半沢直樹』で知名度を上げた滝藤賢一さんとか、『ピコ太郎』でブレイクした古坂大魔王さんとか。
どうでしょうか。

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