金烏玉兎庵

豹変する人と暗合異常干支

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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「豹変する人」
というのがいます。

 

戦略的に「豹変」してみせる人というのもいますが、ここでいうのは、
まるで何かが降りてきたかのような、
あるいは何かが取り憑いたかのような「豹変」のこと。

 

普段は割と普通の人なのに、表舞台に立った途端に水を得た魚🐟のようにキラキラじめる人とか、
普段は割と大人しめな人なのに、何かのきっかけで鬼👹のように荒れ狂う人とか、
そういう「まわりがちょっと驚く」ような豹変をする人がいて、

最近、暗合というのを改めて勉強しなおしていて気づいたんですが、
多分、そういう人というのは命式に暗合がある人ではないかと思うのですがどうでしょうか。

 

暗合というのは、
天干と28元(蔵干、地支に入っている干のこと)が干合することをいい、
干同士がくっついて変化するという点では干合と一緒ですが、
干合が自覚的であるのに対して、暗合は無自覚に豹変します。

 

例えば、
干合にせよ暗合にせよ、面接や営業の面談のような場所において別人のような活躍を見せるのですが、
干合によってそういう豹変をした場合は当人は自分がそこで豹変してうまく振る舞ったことを自覚し、よってそのことに時として疲労を感じたりする一方、
暗合による変化の場合、当の本人は自分が豹変したことについてまったく無自覚で、まわりから「なんか人前に出ると変わるよね」などといわれて初めて自覚したりします。

 

子供向けの少女漫画で、平凡で無欲な女の子がスポットライトを浴びているときだけはキラキラしスーパーアイドルになる、みたいな話がありますが、多分その女の子は暗合があるように思います。

 

ちなみに、暗合が干支の中で成立する干支を暗合異常干支といい、暗合異常干支を命式に持つ人は豹変する要素を持っています。
また、異常干支がなくても、命式にある干支をばらして羅状で暗合する場合も豹変する要素を持っているように思います。

※暗合異常干支:丙戌、丁亥、戊子、己亥、辛巳、壬午、癸巳の7つ

 

なお、こうして説明すると「豹変」が良さそうに思えるかもしれませんが、必ずしも良いことばかりではありません。

異常干支の豹変は、良く出ると「カリスマ性」や「スター性」を持ちますが、
悪く出るとなんとなくおかしい感じの「異常性」として現れたりします。

 

後になって「なんであんなことをしたんだろう?」みたいなことも、起こりえるように思うので、もし命式にその要素を持つ場合で、
一般的な社会や組織で活動している人の場合は、どこかできちんと客観的に自分を観察し、対策を打っておくことが必要ではないかと思います。

 

あるいは、そういう豹変する性質を活かせる活動場所、例えば芸能とか芸術などの分野の活動場所を選ぶというのも大事な気がします。

 

補足ですが、
「突然キレる」みたいな豹変をする人は、
異常干支より陽占に水火の激突をはじめとする厳しめの相剋あることにその原因があることも多くあります。

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