金烏玉兎庵

ファンドレイズと禄存星。水の星でお金を集めるとどう見えるか?

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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昨日、「地域のお金集め」の組織ができたというご案内をいただきました。
zoomで設立パーティー?をするみたいです。
新コロ禍下にあっても、
世の中いろいろやっている人はやっていて、良いことだな、と思います。

さて、それはそれとして。
これはもう何年も前から割とFacebook上ではよく言っているのですが、
私はそういう「地域の互助会」とか「身内にお願いするクラウドファンディング」というのがキライです。

身近な人同士で善意を送り合う仕組みというのは良いのですが、
なんていうか、
金融機関において行われる融資に比べると、
当事者の、つまりお金を受け取る側と管理する側の、
緊張感のなさというか緩慢さというか…が気になって仕方なく、
怪しげな人たちがお金集めをするとどこまでも怪しく見えてしまう、
(結果としてお金を出す人の善意が喰い物にされまう)
胡散臭い人たちが、どこまでも腹黒く見えてしまう、
…といった感じがあります。

すみません。

もちろん、
当事者の方々は最大限の善意でなされているのだろうと思うのですが、
お金というのは当事者の善意を超えてどす黒くなることもあります。

昔の人は、
「バカとハサミは使いよう」
と言ったそうですが、
「最大限の善意」だと思っているものが、
「最大の悪意」のような結果をもたらしてしまう、
「精一杯の親切」のつもりのことが、
「見るに耐えない悲劇」を生んでしまう、
それが「お金」というものだと思います。

投資詐欺で捕まる人たちの半分くらいは、
「人の役に立ちたかった」
「あの人たちを助けてあげたかった」
…と、最初のうちは本気でそう思っていたそうです。

それでも歪んでしまうものだから、
お金を扱う機関には必ず当局の監視がつきます。
金融庁とか財務局とかのかなりハードル高めな管理監視がついて、こずるいことや恣意的なことがなされていないかチェックされています。

それでも不正というのはあるもの。

そういう意味では、
ご近所同士が助け合う「互助会」のような場所において、
見知った人同士がつるんでするお金集めなどは、ちょっとどうかな、と思います。

私が住んでいる地域の自治会が「地域のためのお金集め」をしつつ、そのお金が役員の飲食・旅行に消えていく、というお話を、その役員の方から聞いたことがあります。
真偽のほどは分かりませんが、多分、田舎の方の互助会では割と普通になされていることなので、半分くらいは事実なのだろうと思います。

地域のために集めたお金で慰安旅行、とか。

ちなみに、
多分こういうことをあまり意に介さずにできるのは下格の人、
こういうことに目くじらを立てるのは上格の人です。

その意味では、
下格の人のほうが、容量よく生きていくことができ、
上格の人は、ときに損をするのかもしれません。
但し、そういう下格の人は手が後ろに回ることもあります。

なお、もう少し算命学的な観点で書けば、
ファンドレイズ、資金集めということをするときには、禄存星が不可欠で、
例えば龍高星や玉堂星でお金集めをしようとすると、胡散臭さしか見えない、みたいなことになります。

龍高星ならトリッキーな胡散臭さ、
玉堂星なら陰気な胡散臭さになります。

財の土性で智慧の水性が濁るから、そんなふうに見えます。

これは、実際に財の星を持っていればそれほど不自然感はないのですが(その場合は、生きる智慧、みたいになります)
財の星なく水性の星でお金を集めようとすると、「怪しさしかない」みたいなことになりますね。

と、少し厳し目に書きましたが、
実際に、その財の星がない人たちによるお金集めがどうなるのか、そういう興味はあります。

以上、あくまで個人の雑感です。

繰り返しになりますが、ファンドレイズのようなお金集めは免許をとった組織の手で、当局の監視のもとでなされるべきであろうと考えています。
そうでないと、資金の流れがまるで見えず、「やりたい放題」ができてしまうからです。
これは「しない」からいいのではなく、「できない」という仕組みがなければリスクがある、ということです。
マネーリテラシーがある程度ある人は、その手のリスクがあることには手を出さないものだろうと思います。

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最初の頃よりも文字数が増えてきたのは、慣れてきたというのもありますが、
丁寧に「伝える」ということをしようとすると、やはり長くなりますね。

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