金烏玉兎庵

有名になることのリスクと顛末の仕組み

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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先日、とある著名人のオンラインサロンを探していて「みんなのオンラインサロン」というサイトを見ていたときに、
ふと思い立って算命学のサロンがないか探してみたら、
なんと私のnoteのサークルが掲載されていてすごくびっくりしました。

ちなみに、
私は「みんサロ」に掲載依頼をしていません。
作業を手伝ってもらうことがある近所の友人も特に何もしていないというので、
おそらく「みんサロ」のほうでnoteに上がっているサークルを自動的に掲載しているのだろうと思います。

こういうことがあると、
つくづく「名前だし」「顔出し」していなくてよかったなぁと思います。

世の中、「有名になりたい」というひとがけっこういます。
ブログやホームページを立ち上げて、あるいはSNSなどをフルオープンにして、
顔を出し、名前を出し、積極的に自分の名前を連呼して、選挙活動さながらにせっせと自分を世界に売り込んでいく。

別にそれは各人の自由なので、止めも咎めもしませんが、
ことの顛末をすこし遠いところから眺めていると、
良いことになることは稀で、多くの場合、聞くに忍びない状況に陥ってしまうように思います。

「かすりもしない」「有名になれない」というのはまだマシで、
「有名になった挙句に総スカンを喰う」とか、
「近所の人たちに“失敗者”の烙印を押される」とか、
そういう、事態に陥って、せっかく取り組んできたことをやめてしまうことになったり、
引っ越しをせざるをえなくなったり、というような人がけっこうおられます。

これを読んでいる方の中には「それ、自分のこと?」と思う方もおられるかもしれませんが、
特定の誰かのことを書いているのではなく、それが世の中の必然であり、仕組みなので、

「有名になりたい」と、ブログやホームページを立ち上げて、あるいはSNSなどをフルオープンにして、
顔を出し、名前を出し、積極的に自分の名前を連呼して、選挙活動さながらにせっせと自分を世界に売り込んでいく。

ということをしている人は、基本的に、そういう状況に陥っていきます。

しかしたまに、
「有名になりたい」と、ブログやホームページを立ち上げて、あるいはSNSなどをフルオープンにして、
顔を出し、名前を出し、積極的に自分の名前を連呼して、選挙活動さながらにせっせと自分を世界に売り込んでいく。
…ということをしていた人が、
著名人になり、セレブになり、人生の成功者になっていたりしますね。

しかし彼らの人生を丁寧に紐解けば、
「有名になりたい」と、ブログやホームページを立ち上げて、あるいはSNSなどをフルオープンにして、
顔を出し、名前を出し、積極的に自分の名前を連呼して、選挙活動さながらにせっせと自分を世界に売り込んでいく。
…ということの前段階で、想像を絶する苦労をしていたり、
その「選挙活動」を、常人のレベルを超えた努力と継続、蓄積をしていたりするもので、

そういうことの必然的な結果として、「著名人でセレブな人生の成功者」になっているものです。
公開情報には出てこなくても、何十年かして「あのとき実は」などという話がポロっと出てきたりするのを拾っていくと、そのことが良く分かります。
つまり彼らは、「全力で」「相応の覚悟をもって」、そして多くは「失うものがない」状況においてそれをしているから、うまくいく。
つまり、ひどい陰転の状況からスタートしているから、その必然的な結果として陽転しているだけなのです。

中途半端な状況で、ゆるい覚悟で淡い期待を抱き、
「全力で世の中に出ていこうとする」
…ということをすると、大きく陰転してしまう。

これは、
中途半端な状況で、ゆるい覚悟で「ゆるく世の中に出ていこうとする」ならば、ゆるく発展するということでもあります。
なので、ゆるい覚悟なら、ゆるくいくのが良いのです。

これは、大運天中殺の陰転、陽転の仕組みと同じです。

ちなみに、こうしたことをもう少し算命学的な視点で書けば、
この陰転・陽転の仕組みに加えて守護神や位相法というのもけっこう大きな要因になります。

「全力で世の中に出ていこうとする」
ということを、守護神めぐりの半会や支合などでやればポジティブに発展するわけですが、
忌神めぐりの刑とか害の時期にやろうとすると、ひどく苦しいことになります。
対冲なら、衝撃をもって壊れるかもしれませんが、まだ壊れた先に新たな道が開けるという救いがあるのですが、
害とか刑とか、さらにそこに破が重なっていたりすると、相当に苦しいことになるだろうと思います。

木村花さんが、誹謗中傷に耐えかねて自ら命を絶たれたニュースがありました。
この方がこの時期に命を絶たれたことの算命学的な理由はいろいろにあるのですが、
その中でも大きいのは、大運・年運あわせて4つも害がめぐる時期に「テラスハウス」で自分をフルオープンにしてしまったこと、
そしてエネルギーが極めて低くなる今年、自分の意志とは異なるところでその仕事を続け、それが裏目に出てしまった、ということだと拝察しております。
有名になる、ということは、よほど強いエネルギーがある時期ではないと、自分のコントロールを失ってしまうこともあります。
木村花さんの冥福を心よりお祈り申し上げます。

なお、有名になることリスク、こわさというのをここまで書いたのですが、
noteに「誹謗中傷されたのでツイッターで騒いでみたら20万円で示談になった話」という記事がありました。
こちら:https://note.com/komi3/n/n3f32c7269678

SNSなどで誹謗中傷をされた場合の対応の流れも書いてあり、
簡単にいえば、裁判所の判決がとれればその発信者が特定できて、損害賠償が可能になる、というお話でした。

よって、有名になってひどい目にあった場合は、こういう手段があるということを知っておくと良いだろうと思います。
「判決」などというと大げさな感じですが、然るべき手順を踏めば(この記事の通り対応すれば)、弁護士に相談しなくてもとれると思います。

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