金烏玉兎庵

結婚のタイミングを調べる ※既婚者の方は閲覧注意

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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算命学で結婚の時期をみる場合、
みるべきは年運の位相法であって大運のそれではありません。

これは、
年運が現実の世界を示すものであり、
大運は精神の未来を土台にしたもの、想念の世界を示すものであるからです。

大運は月干支からでてくるものですが、月干支は家系という無形の流れ、心という無形のものを示すところからも、それが現実を扱わないということが分かりますね。
結婚とは、生活という現実であり子供という現実を生むものなので、年運でみますよ、ということです。

さて、そんなわけで結婚のタイミングは年運で見るわけですが、その見方にもいくつかルールがありますのでご紹介します。

⬛︎結婚のタイミングは以下の2つ
①年運で西方が半会、支合、方三位、干合、大半会、干合支合のタイミング。
これは割と知られているとおり、西方は家庭を示す場所なので、そこに融合条件の位相法があるところは結婚、つまりプライベートな家庭の世界が充実することによります。

②年運で当方が半会、支合のタイミング。
これは①ほど多くはありませんが、これも一つの結婚のタイミングになりえます。
但し、結婚によって一緒に事業を大きくするとか、結婚によって社会的立場を得て仕事で出世する、みたいなことを目指す場合には有効ですが、必ずしも家庭の発展にはつながらないことは注意が必要です。

なお、これは少しセンシティブな話になりますが、
この東方で結婚した場合には子供が出来にくい傾向にあります。
構造を考えれば、東方という社会的な面での膨らみなので、それが家庭の発展ともいうべき子供の誕生にはつながりにくいことは分かるのではないかと思いますが、
古来、この東方での結婚をした夫婦には子供のいない夫婦が多いといわれます。
よって、気をつけた方が良いだろうと思います。
(そもそも東方で結婚する人自体が結婚に安らぎとか子供を期待していないケースも多いようにも思いますが)

⬛︎①②の条件で結婚できない場合
①のタイミングというのは、たいてい何かしら結婚につらなる話が出てくるものですし、場合により②のタイミングでも結婚に向かう機運に恵まれたりするのですが、
大運で西方対冲、龍高星大運、調舒星大運がめぐっている場合には、せっかく結婚の話が出てきても、破談になりやすいといわれます。

大運は想念の世界を構成するもので、現実は年運ですよ、というのはそのとおりなのですが、
それでも、
西方対冲のタイミングは想念が結婚や家庭をリセットする方向に強く引っ張られてしまいますし、
龍高星大運では広い世界に向かう、現状維持ではなく現状を壊してより良い何かを作る方向に意識が引っ張られます。
調舒星大運では、結婚という誰かと共に生きるより、孤独の中で完璧さを求めていくので、結婚というある種の妥協を必要とする世界とは相入れない想念があるために、
そうした想念が強く働き現実の結婚を壊してしまいます。

ちなみに、
私が2度ほど結婚しようとしていずれも破談になったのは、まさに調舒星の大運でした…。

その意味では、
適齢期に西方天剋地冲の大運や、龍高星・調舒星の大運がある人は、ある程度寛容さや忍耐強さをもって臨む必要があるだろうと思います。
きちんと心構えをもって臨めば、西方の機運から何年がずれたとしても結婚にたどり着くことができることもあります。

⬛︎結婚で避けるべきタイミング
当然に、西方対冲の年運や天中殺の時期は外すのが良いのですが、
これに加えて西方の刑、西方の害の時期も避けましょう。
ある意味では対冲や天中殺より厄介ともいわれます。

そもそもですが、いわゆる奎運の型に該当する場合(共通干支がなくて結婚する場合)には、年運の天中殺で結婚するということもあるので、天中殺婚がまったくダメなわけでもないですし、
対冲の場合は何かが壊れて心機一転結婚します、ということもなくはないからです。
※ 奎運については検索で『共通干支のある人を大切に』を調べてみてください、昨年の今頃書きました。

しかしら刑や害というのは、苦しい揉め事や長く続く諍い、その結果としての精神疾患などとして顕在化しやすいので、結婚という「家庭生活」を長く続けることが前提の場合にはなるべく避けるのが良いとされています。

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