金烏玉兎庵

環境順応型の天恍星、各論

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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従星のグループ分けで、天恍星は「環境順応型」であるということを書きました。
これについて腹落ちすることがあったので書いておきます。

まず天恍星のおさらいを。
天恍星といえば「テンピカ星」といわれたりして、アイドルなら一つは持っていたいといわれるモテモテの星。
年代でいえば思春期の時代の星で、まさに思春期の少年少女のように揺れ動く心を持ち、ゆえにときめきやすくてモテるといわれます。

しかしこれをよくよく考えれば、
揺らぎやすい=なびきやすい
ということでもあり、
(いくら美人でも押しても引いてもダメな女性はモテません)
必ずしも「適切な相手」「望ましい相手」にモテるわけではないところは注意を要するだろうと思います。
実際、思春期の男子女子はしょうもない異性に引っ掛かったりもしますね。

また、天恍星は、思春期特有の自意識の高さや社会への反抗心、生意気さも備えています。
これはつまり「当たり前に良いもの」や「順当に選ぶべき道」というのを必ずしも選ばず、時にまわりから見ると「あれ?」と思うような選択もし、それを指摘されたところで反発するばかり、ということ。
中学生が先生に注意されると反発するか、もぐもぐいってやり過ごしてしまう感じ、といえば伝わるでしょうか。

こうした2点を踏まえての「環境順応型」ということを考えると、天恍星のある人は、よほど注意して環境なり付き合う人なりを選ばなければ、時に思わぬ環境に染まり、とんでもない人たちと仲良くなってしまうこともあるのだろうと思います。

もっとも、思わぬ環境やとんでもない人たちが道を開き自分を成長に導いてくれることもあるので、それをもって一概に悪いとはいえず、本人にしてみればそれはそれで良いこともあるだろうと思います。
が、その天恍星のまわりの人からすると、「あれれ?」と思うようなことも多いのではないかと思ったのですがどうでしょうか。

つまり、天恍星の「環境順応型」の姿は、天恍星にとってはなんの問題もないけれど、
(環境にうまく順応できるのだから本人は無問題)
まわりにいる人はある程度警戒し、注意しなければならないのではないか、ということです。

そういえば、思春期の子供のやりたい放題の責任を引き取るのは親や先生などまわりの大人ですし。

ちなみに、昨日お越しになった友人はその天恍星のある方で、その「友人の友人」というのが私から見るとひどく違和感ばかりが募る方でした。
…ので、そのことに思い至った次第。
しかしそう思い至って他の天恍星を持つ友人をあれこれと頭に浮かべるとふに落ちることがてんこ盛りでもあります。

なんとなく、
人間関係や行動範囲に限定された「大半会」が万年めぐっている感じとでもいうか、
自分の本来の世界ではない世界へ物怖じせずに向かっていけるけれど、客観的には変な感じがする、違和感がある、とでもいうか。

ちなみに、彼らの友達はその人の地位身分から見れば、良くも悪くもちょっと違和感のある人が多く、
天恍星を持つ方の配偶者の方は、良くも悪くもアンバランスさがあります。

とはいえまだ検証が浅いので、引き続き検証を続けますが、何か事例が浮かんだ方がおられたら、お知らせいただけると嬉しいです。

さてまとめると、
どんな環境にも馴染み、どんな人ともうまく合わせられて仲良くなれる星である天恍星というのは、
言い換えれば、変な人とも仲良くなってしまうしすごい人とも仲良くなれるわけで、
だからこそ「身を置く環境が大事」といわれるわけですが、
おそらくそれは本人にとってよりもまわりの人にとって影響度が大きく、
集客が必要そうな場では割と有効に機能する一方で、
ソリッドな場所のメンバーにしたりすると、混乱をもたらすこともあるということなんだろうというお話でした。

まぁこの辺りは本人の成熟度にもよるのかもしれませんが、多かれ少なかれ、天恍星のある人にはその傾向があるように思います。

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