金烏玉兎庵

銀行員と冬彦さん

会社の人が見たら気を悪くしそうだと思いつつ書くのですが、「銀行で働く人」(私のまわりの人)の星図との不一致率が甚だしくて驚きます。

少し前から気づいていたのですが、本日、会社の宴席(送別会)で近くの人と話をしつつ、手慰みに陽占の星図など拝見していたら、言葉に詰まるほど不一致すぎて、
「あー、みんな無理してるんだなぁ」
と思った次第。

私自身、銀行で最も忙しくしていた時期(毎日26時まで働いていた時期、それが許された10年くらい前)は、自分がやりたいことも食べたいものも分からなくなっていたことがあるので、驚きはありませんが、なんとなくもっと健全に働けるといいのになぁと感じました。

ちなみに、陰占の命式のほうは一致していました。
このあたりは陰占は潜在意識といわれるとおり、本人がコントロールできない世界であり、どれほど「仕事」の枠に自分を押し込めようにもできないのだろうと思います。

その意味では、
何か大きな組織に属して、その組織の中で自分を殺して過ごしているような人には、陽占でお話しするより陰占でお話しした方が伝わるのかもしれないな、とも感じたのですがどうでしょうか。

なお、「不一致率に驚きます」と一方的に書きましたけれど、これは、長く働かれている方は、「自分を殺している」という自覚なく「あーちがうね。」と流されてしまったりしたように感じたのでそう書いたのですが、果たしてこれは私の見立てが誤っているのかその方が宿命を逸れているのか、それは分かりません。念のため断っておきます。

話は逸れますが、30年くらい前に『ずっとあなたが好きだった』というドラマがありました。
「冬彦さん」で一大ブームになった賀来千香子さんと佐野史郎さんが出ていたドラマです。

あの「冬彦さん」は東大でのエリート銀行員という設定でしたが、なかなかあんな強烈なキャラ、そしてあんなに外側と内側を使い分けられるような人はさすがに現実にはいないだろうと思っていたのですが、
先日、某メガバンクの方でまさにあんな人にお目にかかり(元々友人だったのですが、とある局面において冬彦さん的な側面に遭遇し)驚きました。
あれは「全き創作」ではなく、現実に存在するキャラなんだとピキッと稲妻に撃たれたかのような理解が降ってきたのですが、けっこうな衝撃で、今も少しドキドキしています。

ちなみに、その方の日干支は「結婚に関して異常性が出る」といわれる干支の一つで、実際その方は2度離婚されています。
ちょっと影響が大きそうなので、どの干支かは書きませんが、気になる方は個別に訊いてくださいませ。

そうしたことを考えつつ改めて思うのですが、
「自分の宿命を消化する」というのは、思いのほか贅沢なことなのかもしれません。

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