金烏玉兎庵

環境の大切さ、環境を活かすことの大切さ

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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2月も半ばを過ぎ、3月決算の会社の方は気忙しくなってきた頃ではないかと思いますがいかがでしょうか。 私の勤務先も3月決算なので、気忙しく、さらには思いがけない課題やら報告書の提出やらのタスクが降ってきて、バタバタしています。

そんな中でブログを書くだけならまだしも、2つも作っているヒマなんてあるの?? …と、思われそうですが、算命学の勉強は精神安定剤、ブログを作るのは「作業」なので無心になれるので良いです。

折しも、新型コロナウイルスの影響で、不要不急の外出は控えなければならなくなり、結果として家にいる時間が増えているというのもあります。

前置きが長くなりましたが、 営業のお仕事などをされていると「期末」といえば、目標(ノルマ?)の達成に向けて頑張らねばならない時期と思います。 そのことを考えつつ、これは「人生の悩み」にも通じるなぁと思ったことがあったので書いておきます。

「目標達成」のところを必要に応じて「人生の悩みの解決」と読み替えてください。

さて、目標達成をどうしても実現したいとき、 ①中殺のある人や偏りの大きな命式の人は、あらゆる手段を講じてそれを達成しようとするものです。 なぜなら、彼らには常識の枠を超えた発想力があり、常識を超えた行動力を備え、徹底的にそれに取り組むことができるから。

②一方で、安定的でバランスの取れた人たちは、前例を踏襲したり(主に継承運の人)まわりの意向を汲んだり(主にバランス型の人)しながら取り組みます。 なぜなら彼らは常識の中でどうあるべきかを知っていて、何かを成すには人の協力が必要だとしっていて、かつそういう「協力する」というアプローチを自然に撮ることができるから。

①と②のどちらのほうが良いでしょうか? あるいは、どちらのほうが有利でしょうか?

おそらく、どちらが良いかという問いについては、どなたも自分の命式に近い方に軍配を上げるだろうと思います。 自分の個性を認識し、それを活かす方向で生きている人(=宿命をきちんと消化している人)は、自分の命式の姿を自分の中の価値観として構築しているものなので、自分の命式に近い在り方を「良い」とするのが自然です。

一方、どちらが有利か?という問いについては、その方がどんな環境にいるかによって変わってくるだろうと思います。

③つまり、①の方が良いという方は、個性をがっつり発揮して、スタンドプレーが喝采を浴び、自由に力量を発揮できるような職場や環境におられるのだろうと思います。 そういう環境では、①のような人がキラキラとし、生きやすく発展していきます。

④かたや、②の方が良いという方は、協調共和を大切にする組織や環境の中にいて、前例を踏襲することが尊ばれ、個性を発揮するより上司を立て、まわりへ配慮し、空気を読むスキルのある人が重用されるような職場や環境におられるのではないかと思いますがいかがでしょうか。

冒頭の問いの答えは一律ではありません。

①が良いこともあれば悪いこともある。 ①が有利なこともあれば不利なこともある。 ②が良いこともあれば悪いこともある。 ②が有利なこともあれば悪いこともある。

それが答えです。

ここまで書けば、これ以上書く必要もない気もしますが、一応書いておくと、 ①の人は③の環境であれば「良い」し「有利」です。 ②の人は④の環境であれば「良い」し「有利」です。 一方、①の人が④の環境にいると「悪い」し「不利」です。 ②の人は③の環境にいると「悪い」し「不利」ということになります。

①の人が④の環境で目標達成をするのは②の人よりずっと大変だろうと思います。 ②の人が③の環境で目標達成をするのは、①の人よりずっと大変に違いありません。

結局のところ、良し悪しや有利不利というのは環境が決めます。 つまり、自分に合った環境を選ぶことが何より大切で、自分に合った環境を選びさえすれば、目標達成は簡単にできるし、悩みもなくなる、ということです。 (悩みが全部なくなるかは分かりませんが、かなりラクになるだろうと思います。)

今、とても苦しいと思っている方がおられたら、自分を見直し、環境を見直し、それが自分を生かせる環境かどうかをよくよく考えてみると良いだろうと思います。 そうすることで、たとえ環境を変えなくても、どこか気が楽になるのではないかと思います。

なお、環境を変えられればベストですが、これはタイミングもありますし、そもそも困難の中で育まれるもの、磨かれるものもあるので、軽々に判断すべきではないと私は考えています。

それよりは「見方」「捉え方」を変えること。 そうすることで、苦しい環境を学び舎として活かすこともできます。 「苦しい環境」はときに金の草鞋を履いてでも求めるべきものだということを知っておくと心の支えになるかもしれません。

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