金烏玉兎庵

中村喜四郎議員と司禄星

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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中村喜四郎議員。
懐かしい名前です。
かつて自民党のプリンスといわれたこの人が、無所属の時期を含めて14選選挙無敗の人だとは知りませんでした。

 

中村喜四郎議員が現職国会議員として逮捕されたのは1994年。
まだ学生だった私でも記憶しているほどセンセーショナルな事件でした。
逮捕当時、その取り調べでは黙秘権により完全黙秘を貫き、供述調書は一通と作成されなかったそうです。

その人が25年の沈黙を破って告白本を出されたのが昨年末のこと。

気になって命式を見てみましたら、
この人は大運天中殺を陰転させた人のようでした。

 

1971年からの東方比和の大運で親を継いで衆議院選挙に無所属で初当選、その後自民党追加公認され入党、
1981年からの東方支合の大運では経世会事務局長、1989年には竹下内閣で科学技術庁長官として初入閣(戦後生まれ初)。
しかし1991年からの大運天中殺(20年間)では1994年斡旋収賄容疑で逮捕。2003年に実刑が確定し収監(2004年に仮釈放、刑期満了)。
なお、この大運天中殺の期間は鳳閣調舒という名誉役割を剋す機運がめぐっていることも象徴的です。
※なお、この間も選挙には勝ち続けていたことも驚きです。

 

大運天中殺の前に大きな活躍をすると大運天中殺の期間に入ってからひどく落ち込むといわれますが、なるほど、確かにそんな感じだなぁと思いますがいかがでしょうか。

 

ちなみに、大運天中殺を終えて東方半会の大運に入ったのが2011年。
東方半会は社会的な場面での活躍に向かえる時期なのですが、
その2011年には無所属のまま自民党志帥会伊吹派二階派)に客員会員として入会、
2012年の衆議院議員総選挙では、無所属ながら公明党からも推薦を受け、当時の自民党総理であった森喜朗元総理が応援演説を行ったりもしたところみると、まさに社会的な活躍に向かい始めた感じがあります。
※2012年以降、継続して公明党の推薦も受けています。

 

星図を見れば主星司禄星。
積み重ねにより信頼を構築し、時間を味方にできる星の人。
星通りコツコツと地元で信頼を獲得し続け、逮捕実刑収監にも揺らぐことのない盤石の基盤を構築してこられたのはこの星の真骨頂的な在り方だろうと思います。

 

なぜこの人がこのタイミングで告白本を出し、また表舞台に向かうのか?

以下、私見ですが、
司禄星の人というのはその真価を発揮できるのが40代以降、
本質的に自分の言葉で語りお仕着せではない在り方を体現するには恐らくそれと同じかそれ以上に長い期間が必要で、
この人にとってその「自分の思うことをやる」ことをやれると思ったタイミングが今だったのではないかと思います。
折しも大運における従星は天将星がめぐるタイミング。

 

只今現在はその東方半会の大運(2011年〜)から中央半会の大運(2021年〜)に向かう接運の時期にあたるわけですが、いよいよ本質的に己の心の信じるところに向かう、ということなのかもしれません。
2018年以降、旧民主党立憲民主党に寄りはじめたのも、そういうことなのかも。

 

私の興味を引いたのはこの記事。
『無敗の男・中村喜四郎は、なぜ誰にも聞かれていない場所で演説するのか』
こちら:https://bunshun.jp/articles/amp/24985

 

そして、司禄星の人らしいなぁと感じたのはここ。
『中村は「無反応を確かめる」ように街宣活動を続け、ひとのいない場所にひとりで立って演説をする。端からみればバカバカしいことを続けることで、信用を得ていくのだという。』

 

6旬目を超えられる人というのは、自分の役割をきちんと体現し、果たしている人ですが、この人もまたそういう1人であり、
今やっていることは、そういう「役割の体現」とか「役割を果たす」という意味があるのだろうと思いました。

 

※命式はセラファムさんのアプリで出しました。

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